なお、旧ジャニーズといえば、かつてはCDのリリースが主流で、音楽配信などには消極的なスタンスをとっていた。そんな中、Travis Japanが22年10月28日に1stデジタルシングル「JUST DANCE!」で全世界デビューを果たした。

 “配信デビュー”は事務所初の試みで、同曲は初日5万8,905DLを獲得。配信開始から3日間で6万6,716DLを記録し、「オリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキング」(集計期間:10月24~30日)で1位に輝いた。

「デビュー曲とあって、ほかのグループのファンも“ご祝儀”的にDLした結果の数字でしょう。しかし、Travis Japanは初日で5.9万もDLされていたにもかかわらず、今や若手で最も人気のあるSnow Manの新曲は2万台にとどまった。STARTOのファンの間に、“配信された楽曲を購入する”といったスタイルがまだ浸透していないのかもしれません」(同)

 また、Snow Manの場合は配信限定の楽曲ではなく、これから発売されるアルバムの収録曲とあって、プレミア感がさほどないこともDL数が伸びていない要因とみられる。

STARTOファンはデジタル配信に不慣れ? キンプリのサブスクデビュー作も1万下回る

 一方、STARTOでは今年に入ってから複数のグループが合同で楽曲をリリースするケースが続いており、4月10日午後9時に、Snow Manら14組75名の所属アーティストが「STARTO for you」の名義で歌うチャリティーソング「WE ARE」を配信リリース。初日6,980DL、初週は2万530DLと、こちらも大ヒットには至らなかった。

 また、関西出身グループ・SUPER EIGHT、WEST.、なにわ男子の3組によるプロジェクト・KAMIGATA BOYZ(カミガタ ボーイズ)は、5月3日に1stデジタルシングル「無責任でええじゃないかLOVE」をリリース。初日2万428DL、初週2万4,040DLという結果だった。