京都・丹後ちりめんの老舗の新ブランド「SOIE CÉLESTE(ソワセレスト)」は、10月16日(水)〜18日(金)の期間中、東京・渋谷のTRUNK(HOTEL)で開催される「第16回クリエーション・アムール」に初出展。シルクの丹後ちりめんアイテムを受注・販売する。
「SOIE CÉLESTE」とは
「SOIE CÉLESTE」は京都府北部の丹後地方で、1875年の創業から職人達と伝統を守り全行程を一貫して行う、ちりめん工場の丸仙が今年立ち上げた新ブランドだ。
丸仙の初代、仙右衛門の『仙』を「天上の」や「神聖な」という意味合いで、「仙のシルク」をフランス語で表現したブランド名となっている。
昔から変わらないシルク100%の丹後ちりめんは、季節を問わず使用でき、今では特別な加工により家庭での洗濯も可能になった。
丁寧に使えば長持ちするサスティナブルな素材だ。
洗える丸仙のシルクちりめん
丹後ちりめんとは、生地の表面に細かな凹凸状のシボがある、丹後地方で300年の歴史を持つ織物。
同社オリジナルの製作期間は、生糸から反物ができるまで約20工程で約1ヶ月ほどかかる。
昔から着物や大切なものを包む風呂敷として使用されてきた。
この独特のシボにより、しわがよりにくく、しなやかな風合いに優れ、凹凸が乱反射してきれいな光沢が出るのが特徴だ。
これまで一般的なシルクちりめんは水につけると大きく縮むデメリットもあり、日常使いが難しいとされてきたが、特別な加工を施すことで洗えるシルクちりめんになっている。
シルクとシボのマッチング
シルクは人の肌と類似したタンパク質からできているので、肌に近い繊維と言われている。
特性として吸湿・放湿機能に優れているので、いつでもサラッとした肌触りを保つ。また抗菌や血行促進など、様々な人に優しい特徴があり、近年では介護や医療の世界でも注目されている。