つやま自然のふしぎ館 剥製写真集制作プロジェクトが、岡山県津山市にある「つやま自然のふしぎ館」の剥製写真集制作と剥製の保存修復のために、9月28日(土)~11月24日(日)23:00の期間、クラウドファンディングサービス・READYFORにて、プロジェクト「つやま自然のふしぎ館|全剥製を写真集にして唯一無二の場所を残したい」を実施中。目標金額は500万円だ。
岡山県最古ともいわれる自然史博物館
「つやま自然のふしぎ館」は、60年以上の歴史を持つ、岡山県最古ともいわれる自然史博物館。しかし今、長い年月を経て貴重な資料の傷みが進んでいるという。
私設博物館である同館の運営費は、ほぼ100%が入館料で賄われているため、入館料が十分でなければ保存修復にまで資金を充てることが困難とのこと。
これまで博物館を見つめてきた剥製たちを肖像画(ポートレート)として記録することで、彼らの“人生”と、そのまなざしに宿るものを後世に伝えたい。それらをまとめた写真集を、自費出版ではなく大手の出版社から出版すれば、全国の書店で取り扱ってもらえる、多くの人の目にとまれば、この博物館の存在を知る人が増え、入館者を増やす一助となるのではないか、と考えから、今回のプロジェクトがスタートした。
プロジェクト代表は、写真家の村松桂さん
クラウドファンディングを立ち上げた、つやま自然のふしぎ館 剥製写真集制作プロジェクトの代表は、写真家の村松桂さん。
村松桂さんは、2004年より継続的に展覧会や写真集の自費出版などを実施し、2014年にアーカイブ撮影の会社を立ち上げ、日常的に博物館・美術館・図書館・大学での撮影を行なっている。
801体の剥製すべてを写真集に収録
今回、写真集に収録されるのは、2024年現在館内にて常設展示されている801体の剥製すべて。
リターンには、「写真集」「剥製写真オリジナルプリント」「Tシャツ」「オリジナルラベルビール」など、3,000~1,000,000円まで、計24コースを用意している。