MALAIKAが全国に展開する「マライカ」が、10月18日(金)より順次、期間限定の「タイの山岳民族巡回フェア – Thailand Hill Tribe Costumes fair」を、全国の店舗で開催!10月1日(火)~15日(火)は、オンラインショップで先行販売中だ。
世界の手しごとや伝統技術を伝える「マライカ」
伝統技術が、安さとスピードを求める現代社会の波に消え去ろうとしている昨今。刺繍、木工、銀細工に織りなど、いちど絶えてしまった技法の再現はむずかしい。
エスニックライフスタイルを提案する「マライカ」では、世界の「手しごと」や職人の伝統技術を使用した商品を紹介。手しごとからは、素材、文化、風土を織り交ぜた歴史や伝統が、人の手により自然に表現され、その温かみを感じることができることから、「マライカ」は、人々に愛されることで、その大事さを伝え、手しごとや職人を守ることにつなげている。
美しく色鮮やかな民族衣装を身に纏うモン族
タイの山岳には、中国南部にルーツを持ち、美しく色鮮やかな民族衣装を身に纏うモン族が住んでいる。モン(Hmong)とは、「空の民」で空に一番近い民族という意味。歴史上の迫害などにより、種族を守るために文字を持つことをやめ、刺繍やアップリケで表現をしてきた民族だ。
モン族が身に着ける民族伝統の手法が輝く民族衣装には、数百種にも及ぶ刺繍などのモチーフ「Paj Ntaub(パンドウ)」が施されており、その1つ1つにきちんと意味が込められているという。
しかしながら、手間がかかる伝統技法の継承者は大幅に減っており、本物の刺繍が施された商品は手に入りにくくなっているとのこと。
30年前、チェンマイのモン族のマーケットを訪れると、民族服を着た年配の女性たちが刺繍をしながら、自分たちが作った刺繍の服やハギレを売っていたが、今のマーケットでは、ジーンズにTシャツ姿の若い女性が、中国製のプリント物(モン族の柄)の商品を売っている。