「観察だけで終わってるじゃん! コミュニケーションとれてないよ」
裕子さんは相手に対して思ったことがあっても確認せず、相手を観察していただけ。振り返ると、相手にばかり質問させていたのでした。
このままでは、彼女の望むご縁は遠のくばかり。そこで裕子さんと話して、次のデートの作戦を立てました。
◆ 婚活女性が覚えておきたい「基本の質問4つ」
まずは学さんに、前回たくさん質問してくれたお礼を。そして、以下の4つを質問してみることにしました。
・好きな食べ物と苦手な食べ物
・出やすいエリア
・シフト休みかどうか
・仕事が終わる時間帯
お付き合い前のデートでは、食事デートが多いのです。好きな食べ物や出やすいエリア、仕事が終わる時間帯が分かればデートの約束もしやすくなります。
また、コミュニケーションが得意じゃなくても、聞きやすくそして答えやすい質問です。
◆4つの質問をしてみた結果は
お見合い後にメッセージの返信も遅くてやる気がなさそうに感じた学さんでしたが、2回目のデート中は楽しそうでした。そして、次に仕事帰りに食事する約束をして解散したそうです。お休みについて聞くと土日も休めるらしく、完全に休みが合わないわけではありませんでした。
「私のコミュニケーション不足で、自己完結して終わっていたんですね」
「そうですよ。向こうも複数の女性と会っているので、裕子さんのことは『リアクション薄くて自分に興味なさそうだな』って感じてたかもしれませんよ」
「肝に銘じます」
裕子さんはそれからも、初対面の相手には出やすいエリア、食べ物の好き嫌い、お休み、仕事が終わる時間帯を、自分から質問するようにしてもらいました。
◆積極的にならないと、誰と会っても楽しめない
裕子さんは自分で自分のことを「男性が苦手で、会うと疲れてしまいやすいタイプ」だと思っていました。そのため、婚活歴が4年と長いわりには、会っている人数があまり多くありません。