広島県福山市の「福山わいん工房」は、クラウドファンディングサービス「READYFOR」にて、突然の退去要請により閉鎖を余儀なくされたワイナリーの再建に向けたクラウドファンディングに挑戦する。

最終目標は1,500万円。10月12日(土)~12月8日(日)の期間、支援を募る。

7月にワイナリーが閉鎖に



「福山わいん工房」は、広島県福山市のJR福山駅から徒歩10分の商店街の中にある、アーバンワイナリー。



ワイナリーを経営する夫婦、古川和秋さんと理香さんは、2016年に初醸造を行い、2024年で9年目を迎えた。約0.7ヘクタールの自社葡萄園と福山の葡萄農家が栽培するマスカットベーリーAをメインに、スパークリングワインに特化した醸造を行ってきた。



ところが、今年2月、民間企業の土地買収のため、家主よりワイナリー立ち退きを言い渡された。7月に完全退去(ワイナリー閉鎖)を余儀なくされた。


あまりに突然の出来事に、夫婦は言葉も出なかったという。2024年シーズンのワイン醸造は諦めざるを得なくなってしまった。

愛する福山の地でワインをつくり続けたい

家主より補填された微々たる資金では、ワイナリーを立ち退くための費用、2024年シーズンの醸造ができないための営業補償、当面の運転資金などは到底まかなうことができなかった。

2人は今後も、愛する福山の地でワインをつくり続けていきたいと、心より願っている。そのためには、2025年の醸造に向けて、新ワイナリーの建設や設備の整備を行うための資金が必要なのだ。

SNS等で状況報告をしていると、たくさんの人から心温まるメッセージとともに、クラウドファンディングについての話も寄せられた。2人は熟考した末、クラウドファンディングで応援・支援してもらうよう、プロジェクトを立ち上げることを決めた。

プロジェクト概要

プロジェクトの期間は、10月12日(土)11:00〜12月8日(日)23:00の57日間。最終目標金額は、1,500万円(第一目標500万円)。