元Sexy Zone(現timelesz)の中島健人が歌手活動で苦戦している。ソロ転向で物議を醸したことや熱愛報道の影響でグループ時代のファンが離れたのではと推測する声があり、早くも正念場となっているようだ。

 中島は7月期にテレビ東京系ドラマ『しょせん他人事ですから~とある弁護士の本音の仕事~』で主演を務め、同ドラマから誕生した音楽プロジェクト「HITOGOTO」として主題歌などを担当。メイン主題歌である「ヒトゴト feat.Kento Nakajima」のCD版が2日にリリースされたが、10月14日付のオリコン週間シングルランキングで5位(推定売上枚数2万9403枚)という微妙な結果となった。1位はJO1の「WHERE DO WE GO」で推定売上枚数は54万2527枚となっており、まさにケタ違いの大差がついている。

 ただ、同曲は7月にデジタルシングルとして先行リリースされており、それがCD版の不振につながった可能性はある。しかし、そのデジタル版もオリコンランキングで1位になることはなく、あまりパッとしなかったようだ。

 9月4日には、キタニタツヤとのユニット「GEMN」として人気アニメ『推しの子』第2期のオープニング主題歌「ファタール」のCD版を発売。有名アーティストとのコラボ、なおかつ世界的な人気を誇るアニメの第2期主題歌ということで「ヒットする要素しかない」という状況だったが、オリコン週間チャートは初登場5位で推定売上枚数は2万755枚と振るわず。翌週以降はほとんど売上がなく、まさかの「不発」となった。

 こちらもデジタル配信版が先行リリースされていたので売上が分散した可能性があるが、オリコンのデジタルシングル週間チャートで初登場2位(DL数6778)を記録したのが最高で、一度も週間ランキング1位を獲ることなく順位が下がっている。

 Sexy Zone時代はダントツの人気を誇り、ソロでの歌手活動も順風満帆と見られていたが、まさかの大苦戦となっているようだ。