地球上で最も寒く、「氷の大陸」といわれる南極。日本のおよそ36倍の広さを持ち、陸地は氷床と呼ばれる厚さ平均約2.5kmの氷で覆われているなんて未知の世界ですよね。

 人間の活動圏から遠く離れた南極は環境汚染が最も少なく、地球環境の変化を正確に測定できるため、「地球の健康度をはかるバロメータ」「地球のタイムカプセル」などとも呼ばれています。

七海仁美さん
七海仁美さん
 そんな南極・昭和基地で今まさに地球環境の調査や研究を進めているのが第64次南極地域観測隊です。昨年12月24日に南極観測船しらせが昭和基地沖に接岸し、越冬隊員として2024年2月まで南極で任務を続けるのです。

 今回はその中で数少ない女性隊員として活躍する、気象庁の七海仁美さんにお話を聞きました!