◆ネコ助とモモの友情に心が温まる

 料理をおしえてくれる条件でネコ助を迎え入れたモモですが、今ではすっかり料理上手になりました。存在意義がないと悟ったネコ助はモモに別れを告げるのですが……。

ここから先は、本書を読んで泣いて、笑ってください。ほのぼのとしたイラストとおいしそうな料理と、モモとネコ助の友情に心がほっこりすること間違いないです。

<文/森美樹>

【森美樹】

1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx