矢沢永吉の人気アルバムランキングTOP10!

およそ50年近い音楽活動を通して、<永遠のロックスター・矢沢永吉>が伝えてきたものは何かー。矢沢永吉さんの人気アルバムを振り返りながら、その軌跡を辿ってみましょう♪

第10位:ALL TIME BEST ALBUM(2013年発売)

・作品名:『ALL TIME BEST ALBUM』
・ベストアルバム
・リリース:2013年5月15日
・レーベル:GARURU RECORDS
・チャート最高順位:週間1位(オリコン)

CBSソニー在籍時の音源と、ワーナーパイオニア時の音源が同一アルバムに収録されたということでも話題となった全曲リマスタリングのベストアルバムです。これは矢沢永吉さんのキャリアの中では初めてのことで、ファンのみならず多くのリスナーを獲得することにも貢献しました。

矢沢永吉さんはこの作品で、オリコンアルバムランキング最年長首位の記録を樹立しました。

第9位:共犯者(1988年発売)

・作品名:『共犯者』
・スタジオアルバム
・リリース:1988年7月21日
・レーベル:イーストワールド/東芝EMI

1988年にリリースされた矢沢永吉さんの16枚目のスタジオアルバムです。東芝EMIに移籍して初めてリリースされたアルバムとなりました。

この作品がリリースされた時、矢沢永吉さんは39才となっており、本作では「39才なりの不良性」に挑戦したと、本人が語っていました。その言葉通り、アルバム全体はエッジのきいたサウンドメイクとともに、矢沢永吉さんのハードボイルドな魅力が堪能できる作品となっています。

第8位:サブウェイ特急(1998年発売)

・作品名:『SUBWAY EXPRESS』
・セルフカバーアルバム
・リリース:1998年9月9日
・レーベル:東芝EMI
・チャート最高順位:3位(オリコン)

1998年にリリースした矢沢永吉さんのセルフカバーアルバムです。初期の頃の名曲の数々をアレンジし直して収録しています。

第7位:この夜のどこかで(1995年発売)

・作品名:『この夜のどこかで』
・ スタジオアルバム
・リリース:1995年7月5日
・レーベル:イーストワールド/東芝EMI
・チャート最高順位:週間3位(オリコン)

前作『the Name Is...』(1994年)から1年ぶりとなるオリジナルアルバムです。ミディアムバラードナンバーとして人気が高いシングル『青空』を収録しています。

第6位:永吉(1990年発売)

・作品名:『永吉』
・ スタジオアルバム
・リリース:1990年7月31日
・レーベル:東芝EMI
・チャート最高順位:2位(オリコン)

自らの名前を冠した1990年にリリースしたオリジナルスタジオアルバムです。オリコン週間1位に輝くヒットとなった27枚目のシングル『PURE GOLD』が収録されています。

第5位:Anytime Woman(1992年発売)

・作品名:『Anytime Woman』
・スタジオアルバム
・リリース:1992年6月24日
・レーベル:イーストワールド/東芝EMI
・チャート最高順位:5位(オリコン)

1992年にリリースされた矢沢永吉さんの20枚目のオリジナルスタジオアルバムです。アルバムタイトルと同名曲のトップナンバー『Anytime Woman』は先行シングル曲としてリリースされました。この楽曲はキャロル時代から歌われている楽曲であり、矢沢永吉さんにとってもファンにとっても愛着のあるナンバーとして知られています。

アルバム制作には、ザ・ビートルズのドラマー、リンゴ・スターの息子であるザック・スターキーが参加し、レコーディングはロンドンとロサンゼルスで行われ、アルバム全体はスケールの大きい作品に仕上がっています。

第4位:情事(1989年発売)

・作品名:『情事』
・スタジオアルバム
・リリース:1989年6月21日
・レーベル:東芝EMI
・チャート最高順位:2位(オリコン)

1989年にリリースされた矢沢永吉さんの17枚目のアルバムです。ホーンセクションのアレンジの厚さが印象的なスケール感の大きい作品として評価を得ました。帯タイトルに書かれた「こんにちは、まっすぐの不良でございます」というコピーには、まだ80年代の矢沢永吉さんの男臭さを感じさせる名言として、ファンの間でも語り継がれています。

第3位:HEART(1993年発売)

・作品名:『HEART』
・スタジオアルバム
・リリース:1993年3月31日
・レーベル:イーストワールド/東芝EMI
・チャート最高順位:1位(オリコン)

1993年にリリースされた矢沢永吉さんの21枚目のオリジナルスタジオアルバムです。収録曲には、TBSドラマ『はだかの刑事』の主題歌となった33枚目のシングル『東京』や、またそのカップリングとなった『心花よ』(「サントリーBOSS」CMソング)、またのちにシングルカットされた『黄昏に捨てて』がクレジットされています。

おなじみのロサンゼルス&ロンドンレコーディングを実施し、矢沢永吉さんの円熟味を堪能できるかっこいいアルバムとして完成しています。

第2位:the NAME IS…(1994年発売)

・作品名:『the Name Is...』
・スタジオアルバム
・リリース:1994年7月6日
・レーベル:イーストワールド/東芝EMI
・チャート最高順位:週間1位(オリコン)

1994年にリリースされた矢沢永吉さん22枚目のオリジナルスタジオアルバムです。アルバムジャケットは、雨の中、白いシャツ姿で立つ矢沢永吉さんとその背後で立ち尽くす女性といった2人を収めたシンプルなカットですが、この女性は無名時代の江角マキコさんであることがわかり、その点でものちに話題となりました。

このアルバムの白眉はなんといっても自身が主演を果たしたTBS系ドラマ『アリよさらば』の主題歌となった同名シングル曲『アリよさらば』(36枚目のシングル)でしょう。また同ドラマのエンディングソングとなった名バラード『いつの日か』も収録されています。

矢沢永吉さんのディスコグラフィーにおいて、多くのヒット曲、名曲で彩られた本作は、矢沢永吉さんの魅力を知る上でも重要な作品といえるでしょう。

第1位:DON’T WANNA STOP(1991年発売)

・作品名:『Don't Wanna Stop』
・スタジオアルバム
・リリース:1991年7月5日
・レーベル:イーストワールド/東芝EMI
・チャート最高順位:3位(オリコン)

1991年にリリースされた矢沢永吉さんの19枚目のオリジナルスタジオアルバムです。トップナンバーは、日本テレビ系ドラマ『刑事貴族2』のエンディングテーマ『ラスト・シーン』や、アサヒビール「生ビールZ」のキャンペーンソング『夢の彼方』ほか、多くのタイアップ曲が散りばめられ、90年代初頭の矢沢永吉さんの勢いを感じさせるアルバムとなっています。

矢沢永吉さんが四十を迎えて、完全にアダルトな魅力を打ち出した作品で、サウンドメイクにおいてもそれまでの作品で多用していた打ち込みを抑え、ロック志向を改めて標榜したかのような作風です。

当アルバムの楽曲の完成度の高さは、矢沢永吉さんのファンのみならず、初めて聞くリスナーにとっても、矢沢永吉さんの偉大さを感じうることができる作品でしょう。

自分好みの矢沢永吉のアルバムを探そう!

およそ五十年近くも日本の音楽シーンに刺激を与え続けてきた矢沢永吉さんは、今もなおロックスターとしての輝きを放ち続け、独走しています。70代でなおも現役としてカリスマをアピールし続ける矢沢永吉さんのスケールの大きさに、改めて触れてみる機会としてぜひ、自分好みの矢沢永吉のアルバムを探してみてください!