海洋散骨事業「ブルーオーシャンセレモニー」を中心に「旅立つ人、見送る人」に寄り添う終活事業を展開するハウスボートクラブは、グアムでの海洋散骨を10月1日(火)より開始した。
団塊世代の思い出深いリゾート地、グアム
ハワイよりも近く、気軽に訪れられる海外リゾート地、グアム。フライト時間は4時間弱、時差もたったの1時間という利用のしやすさで、日本人からは身近な海外旅行先として高い人気を誇っている。
特に、2019年にグアムを訪れた旅行者が過去最高の166.6万人となった際、そのうちの68.4万人、全体の4割を日本人が占めるほどの人気ぶりを示している(※1)。
同じく2019年に日本交通公社が行った「JTBF旅行実態調査(※2)」による同行者タイプ別の調査では、グアムを訪れた人の42.7%が「家族旅行」と回答しており、子ども連れや複数人でも安心して楽しめるリゾート地として親しまれていることが分かる。
1964年に海外旅行が自由化してから、グアムの海岸沿いには日系ホテルが続々と建てられ、1970年代に入ると団塊の世代の海外ウェディングブーム(※3)が到来。その後1980年代にはバブル景気に押し上げられて海外旅行者も増加の一途を辿り、年間100万人を超えるほどの日本人観光客がグアムを訪れた(※4)。
次の世代の記憶にも残る海洋散骨場所
海洋散骨は、粉末状にした焼骨を海の上から散布する埋葬方法であり、禁止区域およびガイドライン非推奨区域を除いて、海さえあればどこでも行うことができる。
ハウスボートクラブの海洋散骨を利用する家族の8割以上は「本人が生前から希望していた」という理由で海洋散骨を選択しており、予め希望の場所(海域)が決まっている場合がほとんどだという。
このことから、本人あるいは家族の希望する海域に応えられる選択肢の提供を目指し、ハウスボートクラブでは、2023年より出航拠点の大幅な拡大に取り組んできた。