Trick or Treat !その意味と由来

子どもたちが「Trick or Treat !」(お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうぞ!)と言いながら各家庭をまわる風習がアメリカなどで広く浸透していますが、なかなか日本には浸透しませんね。家をハロウィンの飾りで賑やかにしている家でも、実際に近所の子どもたちがこぞって訪れたら、面食らうのではないでしょうか。

ハロウィンとは子供も楽しめるお祭り、その意味と由来は?

家を訪れた子どもたちに、用意したお菓子をあげるなんてすごく素敵なのに、どうも日本人の性格に合わないんでしょうね。奥ゆかしく遠慮深くあることが美徳とされていますから、知らない家にお菓子を貰いにいくなんて、いくらイベントでも躊躇われるのでしょう。

そのかわり、各地で開催されるイベントに参加している子どもはたくさんいますね。大勢でやると楽しいですし、仮装という普段できないことをしている笑顔は、とてもキラキラしています。

本来の由来や意味がどうだったか考えてハロウィンを迎える人は少ないでしょうが、それでもかなり日本には浸透しイベントも年々増えています。
楽しければなんでもいい、というわけではありませんが、お祭りですからまず楽しむことが大事ですよね。
今年のハロウィンの計画はもう立てましたか?

Happy Halloween ! 意外な由来

子どもたちが「Trick or Treat !」と言って訪れたら、答え方としては基本的に
「Happy Halloween !」と言ってお菓子を渡しましょう。
間違っても、イタズラできるものならしてみろ!的なことは言わないようにしましょうね。みんなが笑顔になれるハロウィンにしたいですものね。

由来や意味を理解しながらハロウィンをより楽しもう

この、子どもたちがお菓子を貰いに家々をまわる風習は中世の名残と言われています。農民の子どもが、祭りに使う食料を貰いに家々を訪ねていたことを真似ているのだとか。
祭りに使う食料からお菓子に変化しているあたり、お祭り感が増していますよね。広く知れ渡ったのは、この楽しさからなのでしょう。

世界のハロウィンとは

子どもたちの大晦日と言われているだけに、子どもが大活躍の楽しいお祭りです。子どもたちは思い思いにそれぞれお菓子を入れる袋やカゴを持ち、家々を回って歩きます。
銃社会といわれているだけに、毎年のようにハロウィンに事故や事件に繋がっている現実もありますが、安全で楽しいハロウィンであってほしいですよね。

イギリスのハロウィンとは

ハロウィンは10月31日ですが、イギリスでは11月5日に行われる「ガイ・フォークス・デー」のほうが浸透していて、ハロウィンは直前ということもあり害・フォークス・デーに吸収されてしまっているようです。
子どもたちが活躍するお祭りという点は同じで、通りにボロ人形を立て、大人が通ると「ガイのために1ペソのお恵みを」と言ってねだるのです。
「Trick or Treat !」とどこか似通っていますよね。とても楽しそうですね。

フランスのハロウィンとは

フランスもハロウィンを楽しんでいますが、日本同様「異国文化」です。
英語なら「Trick or Treat !」と言いますが、フランス語では「Des bonbons ou un sort」(デ・ボンボン・ウ・アン・ソール)となり、「お菓子をくれなきゃイタズラしちゃうぞ!」ではなく「お菓子をくれなきゃ魔法かけちゃうぞ!」になります。
魔法もイタズラなのでしょうが、言い方の違いでその国の雰囲気が伝わってくるようですね。