つまり、奥さんは全て計算ずくで、Y子さんが新社会人になるタイミングを見計らって連絡をしてきたというわけです。観念したY子さんは、慰謝料の支払いを承諾。社会人一年目から就業後や休日にガールズバーで働き、数ヶ月後にどうにか80万円を工面したそうです。今となっては、軽い気持ちで不倫を楽しんでいたことを心から後悔しているのだとか。

高校生の不倫と慰謝料
「Dさんと奥さんは結局離婚してしまったそうです。その顛末は部活のOB・OGたちに広がっているため、私は高校時代の仲間たちからも絶縁状態になっています」

Y子さんの中では高校卒業と共に無かったことになっていた不倫。制裁に猶予期間が設けられていることを知らなかったが故の浅はかさだったと彼女は語りました。

いくら高校時代の出来事とはいっても、若気の至りでは片付けてもらえない場合もあるようです。

<文/もちづき千代子>

【もちづき千代子】

フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama