「こんな自分でも結婚できるかもしれないと、甘い夢を見せてくれた大切な人でした。だからこそ、彼の嘘は痛かった。もう二度と関わりたくないです」

 この恋愛以降、かなさんは人を信じることや持病を打ち明けることが、これまで以上に怖くなってしまったそう。

 友広さんと付き合った2年という月日を取り戻すことはできませんが、本当に身体のことを理解しようとしてくれる温かい人との出会いにより、心の傷が少しでも治ることを祈りたいものです。

<取材・文/古川諭香>

【古川諭香】

愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291