昨年、2年ぶりに紅白に返り咲き、歌番組、バラエティ、CMなど、幅広く活躍する櫻坂46。最近はメンバーがソロで活動する機会も多いが、冠番組『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京系)で、新たなスター候補が現れた。3期生の向井純葉が、8月18日深夜に放送された番組企画「妄想恋愛ドラマ」で抜群の演技力を発揮。MCの土田晃之とハライチ・澤部佑やメンバーから絶賛を浴びた。
「当日の放送でメンバーが挑んだのは、夏をテーマに胸キュンムービーを撮影する企画。メンバー自らが理想の告白を台本にして、監督・主演・衣装など全てをプロデュースするもので、“同級生と”“サークル仲間と”“部活のメンバーと”といった多彩な設定の妄想ドラマが披露されましたが、出色の出来だったのが向井でした。向井の作品は“気になる同級生と、放課後に海辺で”という設定で、方言を交えて非常にナチュラルな演技を披露。メンバーから満点の票をもらい、見事グランプリに輝きました」(アイドルライター)
グループアイドルでは、所属グループが売れても、個人として存在感を発揮するためにさらなる努力や才能が求められる。歌、ダンス、演技など、特技はメンバーによって異なるが、冠番組はグループ外の仕事をつかむ大きなチャンスだ。
「テレビ関係者にとって、グループアイドルの冠番組は公開オーディションのようなもの。番組内での立ち居振る舞いにより、どのメンバーをどんな番組に呼んだら良いかを常にシミュレーションしています。クイズや学力テスト企画で優秀だった子がクイズ番組に出演したり、お絵かき企画でセンスを見せた子が『プレバト!!』(TBS系)に呼ばれたりするのは、その典型です。櫻坂に加え、乃木坂46や日向坂46のいわゆる坂道系グループは、テレビ欄にグループ名が入るだけである程度の数字が計算できるので、誰でも良いから番組に呼びたいのが事実。『ラヴィット!』(TBS系)が頻繁に坂道系のメンバーをシーズンレギュラーに呼んでいるのは、一番わかりやすい例でしょう」(キー局関係者)