また、細木さんが「先祖供養のため」「買わなければ不幸になる」などとして相談者に購入を勧めていた墓について、「不安につけこんで不当に高額な墓石を買わされた」として損害賠償を求める訴訟が全国で起きるなど、霊感商法まがいのビジネスに関わっていたとの指摘もある。さらに、政財界への大きな影響力を持っていた陽明学者の安岡正篤氏との結婚についてもさまざまな疑惑や謎がある。

 こうした背景があることから、ネット上ではドラマ化報道に対して「波乱万丈の人生だったから面白そう」「ブラックな感じでやるなら観たい!」「ドラマ化する上に主演が戸田恵梨香って美化しすぎでは」「題材として面白いからって、黒い噂ありまくりだった人を持ちあげるようなドラマは観たくない」などと賛否が起きている。

 『地面師たち』に象徴されるように、地上波ではできない過激な内容がNetflixドラマの大きな魅力ではある。だが、細木さんについては現在も賛否ある人物であるため、ドラマ化をめぐっては今後も物議を醸しそうだ。