福一漁業は、10月10日「まぐろの日」に、自社が運営するまぐろ専門通販サイト「焼津港 船元直営 福一」をリニューアルする。
同時に、一般消費者に向けて、漁業・水産業におけるサステナブルな取り組みに興味をもってもらうことを狙いとして、同サイト内での売上の5%を「静岡県美しく豊かな海保全基金」に寄付するキャンペーンを実施する。
サステナブルな取り組みを続ける
同社は、300年以上続く船元会社で、現在はまぐろ・かつおを中心に取り扱っている。
1970年代以降、自社の漁獲・加工・小売・飲食部門を通じて、消費者の口に入るまで(サプライチェーンの川上から川下まで)を一貫して行ってきた。
SDGsが叫ばれるようになった2020年代から、漁業・水産業の分野でサステナブルな取り組みを加速。
自社船・自社工場のみならず、提携船・提携工場にも協力してもらい、自社のサプライチェーンについてMEL(※1)、MSC(※2)などの水産エコラベル取得を積極的に進めてきた。2024年3月には、日本で26例目となる「MSC漁業認証」を取得した数少ない企業となっている。
今後は、水産エコラベルの維持・更新審査を通じて、同社が関わるサプライチェーンの水産資源と環境に配慮した持続可能な取組水準の維持・向上を図りつつ、対象船・施設などを拡大していく意向だ。
一般消費者に取り組みを知ってもらいたい
また、サステナブルな取り組みについて、一般消費者への認知を広げるため、今回の通販サイトのリニューアルに合わせて、キャンペーンを実施することになったそう。
通販サイト「焼津港 船元直営 福一」サイトのリニューアルは10月10日(木)「まぐろの日」に合わせて行う。
同サイト内で水産エコラベルに準拠した製品の取り扱いを拡充していくことで、一般消費者の漁業・水産業におけるサステナブルな取り組みへの認知を広げていく。
今回の寄付キャンペーンは、10月10日(木)~12月15日(日)の期間中、通販サイト内での売上のうち、5%を「静岡県美しく豊かな海保全基金」に寄付するというもの。