東京・西東京市の駅で大麻を所持したとして、格闘家の木村“フィリップ”ミノル容疑者が警視庁田無署に逮捕された。
報道によると木村容疑者は今月1日、西東京市にある西武池袋線・ひばりケ丘駅で警察官からの職務質問を受けた際、大麻リキッドや植物片とみられるものを所持しており、鑑定の結果、その一部が大麻と判明したため逮捕された。
5日開催の格闘技イベント『FIGHT CLUB』第2回大会において、第1回大会では朝倉未来を破ったYA-MANと対戦予定だった木村容疑者。しかし、逮捕によって試合は中止となり、それにより『ABEMA PPV ONLINE LIVE』によるPPV配信も中止となってしまった。
「このところ西東京市の駅では、売人による薬物売買が横行しており、警視庁がマークしていたが、そこに木村容疑者が引っかかってしまったようです。撮影されネットで拡散されている逮捕時の動画を見ると、木村容疑者が抵抗しようとしているところを複数の捜査員が身柄をおさえていました」(全国紙社会部記者)
ブラジル出身のキックボクサーだった木村容疑者は、20年には『K-1 WORLD GP』で第3代王座に就き、その後、K-1を離脱。RIZINなどさまざまな団体に出場したが、23年6月、RIZINに出場した際にドーピング検査で陽性となり失格に、半年間の出場停止処分を受けた。その後、年末の再検査も陽性だったが、今年に入り、試合に復帰していた。
「もともと、日常生活でもやたらハイテンションで関係者の間では“ドラッグの使用”を疑う向きもいたが、まさかドーピングに加え、大麻までやっているとは……。さすがに、今回ばかりは格闘技界からの追放を求める声も挙がっている」(格闘技担当記者)
試合前の会見やYouTube動画などでは虚勢とも思える言動を繰り返してきた木村容疑者。その原因として、メンタルの弱さを覆い隠すためにクスリに手を染めたことを指摘する声もあったが、その原因となる出来事があったようだ。