スエード靴を履きたいけどお手入れが大変そう!汚れが付いたり雨に濡れたらどうすればいいの?などスエード靴はお手入れが大変なイメージがありますが自分で簡単にお手入れができます。自分でできる簡単お手入れから本格的なお手入れ方法も紹介します。

スエード靴のお手入れ方法を紹介!

スエード靴の手入れ方法!簡単にできるケアを説明します
(画像=『Lovely』より引用)

ブーツやスニーカーなど幅広く使用されているスエード。

スエード靴は秋冬のブーツなどが定番ですが、パンプスやスニーカーなどオールシーズン履ける靴にも使用されています。

見た目の温かさや素材の柔らかさが人気のスエード靴ですが、汚れが付きやすく雨に濡れるとシミになってしまうことも!お気に入りのスエード靴を見つけたら長く愛用したいものですね。

スエード靴はお手入れが難しいイメージがありますが、自分でお手入れすることができます。日常的なお手入れをすることで大切なスエード靴を長く愛用することができます。

普段からできる簡単なお手入れ方法や、汚れがひどくなってしまったときの水洗い方法、色落ちが目立つときの本格的なお手入れ方法も紹介します。

スエード靴ってどんな革で出来ているの?

スエード靴の手入れ方法!簡単にできるケアを説明します
(画像=『Lovely』より引用)

スエードはフランス語ですが語源はスウェーデンで発達した革の加工技術のことで、なめした革の裏面を紙やすりで毛羽立ちさせて起毛したものです。

皮の表面側を「銀面」と呼び裏面側を「床面」と呼びます。

スウェーデンから名前を取ってスエードと呼ばれています。元々は子羊の革で作られていましたが、今は子牛が主流になっています。

革をなめすとは?

動物の皮は柔らかく丈夫なのが特徴なので古代から衣服などに使用されてきましたが、そのまま使うと腐敗や乾燥により固くなってしまう欠点がありました。

その欠点を補うために開発されたのが「鞣し(なめし)」と言われる技術です。

動物の皮からタンパク質や脂肪などの不要な成分を刃物で削りとり、薬品に浸してから乾燥させて揉むことで皮の耐久性や柔軟性を強くすることができます。

加工前の状態を「皮」と言い加工後の状態を「革」と言います。

①新品のスエード靴のお手入れ方法「ブラッシング」

スエード靴の手入れ方法!簡単にできるケアを説明します
(画像=『Lovely』より引用)

新品のスエード靴を履く前に簡単なお手入れをしておくことで汚れが付きにくく、雨などで濡れたときにも汚れやシミを防ぐことができます。

まず一番最初に重要なことは『ブラッシング』

この作業は寝てしまった毛先を立たせ整えることで、スエードの持つ独特の毛並みを美しくみせることができます。

スエード靴のお手入れに適したブラシは?

通常の革靴の手入れに使われているのは「馬毛ブラシ」や「豚毛ブラシ」「ヤギ毛ブラシ」など靴全体の汚れを落とすときや仕上がりのときに艶を出すために使用されています。

スエード靴表面の汚れを落とすのは「馬毛ブラシ」や「豚毛ブラシ」で十分ですがスエード靴に一番適したブラシは「ゴムブラシ」です。

「ゴムブラシ」は汚れを落とす他にも寝てしまった毛先を立たせ、隙間に入った細かい汚れを吸着することができます。

スエード靴の手入れ方法!簡単にできるケアを説明します
(画像=『Lovely』より引用)

「ゴムブラシ」は全体をブラッシングできる大きな面積のブラシからつま先や細かいところをブラッシングできる小さなブラシまであります。

本格的な「ゴムブラシ」は価格が少し高めですが、小さなタイプの「ゴムブラシ」は100均ショップでも手にいれることができます。

「ゴムブラシ」は使っていくうちに毛先に汚れが吸着していきますが、このときに「ゴムブラシ」の水洗いは絶対にNGです。

水洗いをするとゴムに吸着した汚れなどがさらに吸着してしまいます。

「ゴムブラシ」が汚れてきたら先端部分をハサミなどで切り落とすと再びきれいなゴム面が表面に出てきます。

「ゴムブラシ」の先端についた少しの汚れは布などに擦り付けて落とし、汚れがひどくなってきたときには先端を切り落として使います。