神木氏はこの早バレ犯の危機管理能力や倫理観の欠如に呆れつつも、その後のメールは無視し続けていたという。ところが――。

「神木氏はジャンプ最新号で最終回を迎えた『呪術廻戦』も楽しみにしていたところ、早バレ犯の催促メールの中に同作の1ページがあり、それを目にしてしまった。このことに腹が立った神木氏は、集英社に通報。アルジェリア人にもその旨を伝えて違法行為を止めさせようとするも、反省するどころか“自分は細々とやっている末端の人間で、もっと大々的にやっている人たちがいる”と開き直ってきた、という顛末でした」(前出・サブカルライター)

 動画のコメント欄には「日本政府が動くべき案件」「断固として早バレを許さない神木さんのスタンスとても素晴らしい」と応援メッセージが続々と寄せられている。

「漫画雑誌の発売前に、作品の画像をインターネット上に投稿する早バレ行為を巡っては、今年6月に熊本県警が東京の会社経営者ら2人を逮捕しています。また、日本雑誌協会は2022年度より『ありがとう、君の漫画愛。』キャンペーンを実施。その効果は絶大で、日本向けの海賊版上位10サイトへのアクセス数合計が2億から1億に減少したのですが、最近はまた海賊版サイトの数が上昇し始め、絶滅させるのはなかなか難しい状況です」(出版関係者)

 もし、このアルジェリア人が逮捕されれば、神木氏はさらに「神」として崇められることだろう。