インフォビデオは、9月にスタートした沖縄三線レンタル事業「パイカジ」のサービス内容を、利用者からの要望に応えバージョンアップする。

6点セットに拡充

沖縄三線レンタル事業「パイカジ」のサービスは、これまで自宅で演奏するために必要な、三線本体、象牙のツメ、携帯ソフトケースの3点セットだった。

今回、利用者からの要望が多く寄せられた、自宅でも音を気にせずに練習できる「消音ウマ」、調弦(ちんだみ)するときに必要な「チューナー」、初心者でも弾ける曲を収録した「工工四(くんくんしー)の教本」の3点を追加し、6点セットに拡充する。


今回のバージョンアップにより、初心者だけでなく、沖縄三線を始めたいけど近くにスクール・教室がない人や、仕事の都合などで時間的余裕のない人、いま合成皮革の三線を使っていて、本革の三線を試してみたい人、三線に興味があるけど、続くか自信がない人におすすめだ。

自宅でも音を気にせずに練習できる


狭い部屋で奏でると意外に大きい音が出る三線は、日本の住宅環境を考えるとなかなか厳しい部分もある。そこでその音量を大幅に押さえるのが「消音ウマ」と呼ばれる馬(コマ)。

音が消えるわけではなく、通常よりも音量がぐっと下がるのが特徴だ。付け方は簡単で、既存の馬を外して同じ位置にセットするだけ。消音ウマを使うことで、周りや時間を気にすることなく三線を演奏することができる。

調弦をする頻度が高い三線


沖縄三線を弾き始めるにあたり、最初にすることが「ちんだみ」だ。「ちんだみ」とは沖縄の方言で「調弦する、音を合わせる」という意味を指す。

三線の練習を初めて苦労するのも。この「ちんだみ」。三線はカラクイを使って調弦するが、ギターなどに比べるとその構造上、弦が緩みやすいため、調弦をする頻度が高いのも三線の特徴だ。

また、弾く曲により「本調子」や「二揚げ」、「三下げ」など調弦を行うことが必要なためチューナーは必携品となっている。

現代音楽との融合も進む