■日本も例外ではない
こうした人食いバクテリアによる被害は世界各地で起こっており、日本も例外ではありません。
愛知県衛生研究所の公式HPによると、「ビブリオ・バルニフィカスは2~3%の濃さの塩分を好み、海岸の近くの海水中や海水と淡水が混じりあうような場所に住んでいて、海水の水温が15℃以上になると増えます。また、この菌は海水中や海の底に生きている魚や動物性のプランクトン、それに貝類、カニなどの節足動物に付着しています」とのこと。
夏季に貝類、カニ、エビなどを十分に加熱せずに食べたことによる「経口感染型」、貝類などで皮膚を切ってしまいその傷口から感染する「経皮感染型」の2種に別れ、人から人への感染は報告されていないものの、上記のような症状が出てしまった場合、また、体調に異変を感じた際はすぐに医療機関を受診することがおススメされています。
何気ない日常に潜む事故程恐ろしいものはありません。これから夏を迎え、バーベキューなどを楽しむ際は気を付けて頂きたいものです。