建築用オーダーメイドタイルブランドである織部製陶は、太古の土を使用したプロダクトライン「OLIVE PRODUCTS(オリベプロダクツ)」を新たに展開する。
ファーストコレクションは、BEAMS JAPAN監修の元、岐阜県瑞浪市の地場産品ブラッシュアップ事業の一環として開発。10月4日(金)よりビームス公式オンラインショップ、名古屋ラシックイベントスペースにて販売される。
巨大な湖、東海湖から生まれた土を使用
「OLIVE PRODUCTS」を展開する織部製陶は、岐阜県瑞浪市で、主に建築家やデザイナー向けにオーダーメイドタイルを提供しているメーカーだ。織部製陶のタイルの特徴は、土の表情を生かした工芸品のような焼き物らしさにある。その一枚一枚が、人の手によって手作業で製作されている。
織部製陶では、オーダーメイドのタイルを通して心の平穏や温もりを提供することを目指している、今回、人々のもっと身近にこのブランドの価値を提供できないかと考え「OLIVE PRODUCTS」としてホームプロダクトを展開することとなった。
素材には、美濃地方にかつて存在した巨大な湖、東海湖から生まれた土を使用する。東海湖は650万年前〜100万年前、伊勢湾北部から濃尾平野に存在した巨大な湖で、その湖底に堆積した粘土層がこの地域の焼き物の原料となった。
そんな自然の美しさを身近に感じてもらえるように、その土の風合いを生かしてひとつひとつ人の手により作られている。決して画一的ではない、個性のあるひとつひとつの製品に魅力を感じてほしいと願っている。
ファーストコレクションをチェック
BEAMS JAPAN監修による、ファーストコレクションを紹介しよう。
「Clay Flower Vase」は、四角く成形した土にガラスの試験管を合わせたフラワーベース。表面の加工は人の手でひとつひとつ作られ、ミニマルなデザインの中にも温もりが感じられる。