オムロンは、9月17日(火)、京都市立北総合支援学校中央分校で、ハンドボールチーム「熊本ビューストピンディーズ(旧オムロンハンドボール部)」の選手3名を招いたハンドボール教室を開催した。

「熊本ビューストピンディーズ」について


「熊本ビューストピンディーズ」は、実業団からスポーツの力でサステナブルな社会づくりに貢献する“プロフェッショナル集団”に生まれ変わるため、「オムロン ハンドボール部(通称ピンディーズ)」が、7月に名称変更して始動した新チームだ。勝田祥子氏がGMを務める。

今シーズン(2024-2025シーズン)に設立された新リーグ「リーグH(旧日本ハンドボールリーグ)」に所属している。

共生社会の実現に貢献

オムロンは、2022年度から、京都府内の支援学校でハンドボール教室を主催し、今年で3年目。ハンドボール部を熊本・九州地域に根差した新チームに移行させた今年度以降も、共生社会の実現に貢献するため、この取り組みを継続する方針としている。

3名の選手が参加し、座学と実技を実施

今回は、京都府京田辺市出身の小泉彩奏選手、2021年の世界選手権で日本代表を務めたグレイ・クレア・フランシス選手、キーパーの前田優選手の3名が登場し、座学と実技でハンドボールの魅力を伝えた。参加したのは京都市立北総合支援学校中央分校の高等部・中学部の生徒と小学部の児童、合わせて55人だ。国際大会でも活躍したクレア選手が、7mスロー(サッカーでいうPK)を披露すると、巧みなフェイントとパワフルなシュートに歓声が上がった。


お手本を見た後は、車いすに乗る生徒も、知的障がいのある生徒も、果敢にシュートに挑戦。参加した中学部の男子生徒の1人は「(クレア選手の)フェイントがかっこよくて、真似してみたけど難しい。もっともっとハンドボールをしたい」と目を輝かせていたという。

オムロンは、これからもこの活動を継続し、障がいのある子どもたちのチャレンジ精神を育んでいく考え。心の障壁を取り除くことで、障がいのある・無しに関わらず、すべての人が活躍できる社会づくりを目指していくという。今後のオムロンの取り組みにも注目だ。