有名人の不倫相手や交際相手が一般人だった場合、週刊誌メディアでは「〇〇似」という表現が使われることがよくあり、とくに「文春」はその傾向が強いようだ。
2日付の「週刊文春」電子版は、楽天ゴールデンイーグルスの小深田大翔選手が人妻と交際しているとして「楽天盗塁王・小深田大翔(29)と北川景子似人妻の“不倫3連泊スクープ”写真」と報道。同じ2日に楽天の村林一輝選手の「極秘入籍」を報じた記事では、「お相手は“中条あやみ似”年上京美人」と伝えられた。
また、3月にカープの上本崇司選手の不倫疑惑が「文春」で報じられた際には、見出しに「桐谷美玲似ミニスカ女性」との文字が躍った。8月にKAT-TUNの中丸雄一が女子大生とホテルで密会したと「文春」がスクープした時は、記事タイトルに「橋本環奈似女子大生」というフレーズが使われている。もちろん「文春」に限った話ではなく、3月に元プロボクシング世界王者の村田諒太の不倫疑惑が「FLASH」(光文社)で報じられた際は、見出しで「“松嶋菜々子似”年上美女」とお相手女性を形容していた。
おめでたい結婚の話題などであれば「お相手は〇〇似」と報じるのも理解できなくはないが、不倫報道などで関係ない女性タレントの名前を出すのは“風評被害”につながりかねない。ネット上でも「〇〇似って書く必要ある?」「釣りタイトルみたいで好きじゃない」といった否定的な意見が目立っており、週刊誌業界はこのような表現を続けていくべきかどうか考え直してみる必要がありそうだ。