岐阜県出身の3人組人気パンクバンド・KUZIRAのフロントメンバーである末武竜之介容疑者が、今年8月に多治見市の自宅で大麻草およそ8グラムを所持した疑いで逮捕され、ファンに衝撃が広がっている。

 Hi-STANDARDの横山健が代表取締役社長を務めるインディーズレーベル・PIZZA OF DEATH RECORDSは10月1日、マネジメントを行うKUZIRAの末武容疑者について「末武竜之介に、大麻所持に関する疑いが浮上し、当局により逮捕されました事を報告いたします」と公式サイト上で発表。

 現在は「事実関係を確認中」とし、「今後の処遇につきましては、捜査の進捗を見守りつつ、厳正に対処してまいります」とアナウンスしている。

 音楽フェスに引っ張りだこのKUZIRAは、今月だけでも5日に群馬県で開催される音楽フェス『FOMARE大陸』や12日に都内で開催される『dustbox presents KOSHIROCK GALAXY 2024』、19日に愛知県で開かれる『ええじゃないか!とよフェス2024』など8つの音楽イベントに出演予定。

 来月以降も、KUZIRAが開催するイベント『KUZIRA Presents “Deep Spot 2024”』など数多くのイベントが告知されており、関係者が対応に追われそうだ。

 こうした事態を受け、ネット上では「メンバー関係者大変だよな。PIZZAに加入して順風満帆なバンド活動の真っ只中で」「PIZZA背負ってたのに残念」といった声が上がっている。

末武竜之介容疑者は「現役の看護師」

 KUZIRAといえば、大学の軽音部のメンバーで結成。2021年よりPIZZA OF DEATH RECORDSとRAD ENTERTAINMENTの共同マネジメントのもと活動しており、ボーカル兼ギターの末武容疑者は作詞作曲も担当している。

 さらに、末武容疑者は現役の看護師であることでも知られ、21年のウェブメディアのインタビューでは自身が手掛ける歌詞について「僕は看護師をしているので、医療費や年金の話とか、コロナ禍もあり余計に現実味を帯びてきたから。看護師である僕にしか書けないことや、上の世代に言われて聞かないことでも、同世代の僕らが言うことで響くこともあるのかなと思ったんです」と語っていた。