つまり、新たな被害者として自らが受けたダメージを主張する機会をフワちゃんに与えてしまうことになるのです。そうなったら、彼女がやす子に対して発した「死んでくださーい」が上書きされてしまうでしょう。
そういう可能性に考えが及ばない時点で、軽い気持ちでフワちゃん叩きに相乗りする人たちは愚かなのです。
◆フワちゃんの悪口は小学生未満レベル
次に、創造性の欠如です。やす子に対するフワちゃんの悪口のレベルが小学生未満だとすれば、それをコピペして彼女を攻撃する知性と精神性をどう表現したらいいのでしょうか?
まずフワちゃんの過度な幼児性を指摘しておきましょう。「死んでくださーい」という言葉のきつさがクローズアップされがちですが、この発言の本質は、フワちゃんの未発達な思考パターンにあるのだと思います。
やす子が発したポジティブなメッセージに脊髄(せきずい)反射の猛スピードで反応しつつ、徹底的にその意味を裏返していく。屈託なく善意を表現することはバカである、と言いたいだけなのですね。
これは、小さな子供が幼稚園や小学校の先生の真剣な話に、う◯ことかち◯ことか言って大笑いしているのとほとんど同じです。
つまり、フワちゃんはやす子に対して本心から“死ね”と言っているのではなく、下からの悪意でひっくり返すしか未熟な自分が優位に立てる方法がないことを無意識のうちに自覚しているだけの話なのです。
◆つまらない言葉を借りて批判した気になるネットユーザーの軽薄さ
そういったかわいそうな人のつまらない言葉をそのまま借りて批判した気になっているから、フワちゃんに「死んでくださーい」とリポストして溜飲(りゅういん)を下げた気になっている人たちは、フワちゃん以上に創造性に欠けていると言えるのです。