同社といえば、17年2月に堀北真希が芸能界を引退。

 さらに、桐谷美玲や内山理名、黒木メイサ、岡田健史(現・水上恒司)、高杉真宙ら所属タレントが続々と退所する中、岡田社長による所属女性タレントへの性加害疑惑や社員たちに対するパワハラ疑惑も一部で報じられ、同社は報道を否定するも、かつては“女版ジャニーズ”と呼ばれ、多数の売れっ子女優を抱えていた当時の勢いをすっかり失ってしまった。

 そんな状況に追い打ちをかけたのがジヨンの主演映画のプロモーション活動だったという。

「ジヨンは19年12月、韓国でも活動を再開させて同国の芸能事務所・キーイーストに所属。スウィートパワーとは日本での営業の窓口として業務提携の形を続けていましたが、それも21年3月に解消、その頃には、岡田社長との関係も悪化していたようです。21年5月公開の映画『大綱引きの恋』では三浦貴大とW主演したものの、前年からスタートしていた同映画のプロモーション活動ではまったく稼働せず、せいぜいVTRメッセージを寄せたぐらい。また、映画でメガホンを取った佐々部清監督が20年3月に死去。公開に先立ち行われた佐々部監督の追悼イベントにもその姿はありませんでした。結果、映画界を中心に日本の芸能界ではジヨンをコントロールできなかったスウィートパワーのマネジメント能力に疑問符がついてしまった」(前出の芸能記者)

 KARAによる約9年ぶりとなる今回の公演は大盛況となったが、日本の“古巣”はジヨンの現在の活躍をどう感じているのだろうか。