例年、11月中旬頃に出場者が発表される『NHK紅白歌合戦』。今年はSTARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)のタレントが出場することが一部週刊誌で報じられ、ネット上で物議を醸しているようだ。

 10月1日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)は、「旧ジャニとNHKが“雪解け”でSnow Man紅白出場へ」と題した記事を掲載。

 STARTO社が抱えるジャニー喜多川氏(2019年に死去)の性加害問題の影響で、昨年の「紅白」は所属タレントの出場がなかったが、同誌によれば、今年は2組ほど出場する可能性があるという。

 ネット上では、STARTO社タレントのファンから「本当だったらうれしすぎる!」「やっぱり紅白には毎年出てほしい」という声が上がる一方で、「Snow Man紅白まじやめて。ほんと出なくていい。今年も配信カウコンやって」「う~ん、なんだろう。素直に喜べない」「NHKはTOBEとK-POPに頼るんじゃなかったの? そうしてもらって構わないけど」といった声も目立ち、多くのファンが複雑な感情を抱いている様子がうかがえる。

「紅白より年越し配信を優先して」との声も

 NHKといえば、以前は数々の番組にSTARTO社のタレントを起用していたが、性加害問題を重く見て“出禁”状態に。例えば、STARTO社のアイドルが長年登場していた音楽バラエティ『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)は今年1月に『ニュージェネ!』へリニューアルしたのち、3月で終了している。

 こうした対応からNHKを“敵視”するようになったファンも少なくないようで、今回の“紅白復活”報道を素直に喜べない人も一定数いるようだ。

 加えて、昨年は東京ドームでの恒例年越しコンサートの開催もなかったため、大みそかにはSnow Man、King & Prince、なにわ男子ら多くの人気グループがYouTubeやファンクラブサイトなどで生配信を実施。それらが好評だったため、「紅白より年越し配信を優先してほしい」と願う人もいるようだ。