池松「また、30代を迎えて、コロナ禍を経て、これからの社会や時代を⾒つめたときに、もっと未来にフォーカスしていくべきだと強く感じるところがありました。

『ぼくのお⽇さま』は、参加を決めた時点では 6枚のプロット段階でした。それでも、⼦どもの指導者として、⼤⼈としてどういう態度を取ることがこれからの未来を担う⼦どもに対して正しいのかを、この作品や役を通じて探求できるかもしれないと思いました。若くして成熟した感性を持つ、奥⼭さんというこれからの才能と共に、そうした答えのない旅に出たいと思いました」

<取材・文・撮影/望月ふみ>

(C) 2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINEMAS

テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほかにて公開中

【望月ふみ】

70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi