2位は、Snow Man・目黒蓮主演の月9ドラマ『海のはじまり』(フジテレビ系、月曜午後9時)で、平均個人視聴率の全話平均は4.4%。世帯の全話平均は7.6%だった。

 GP帯の今期ドラマでは、話数がもっとも多い全12話だった同作だが、23日に放送された最終回は個人5.4%、世帯9.5%で世帯・個人ともに自己最高を記録。さらに、TVerお気に入り数は193万(25日現在)で、今期ドラマでは断トツ首位となった。

 同作は主演の目黒が撮影中に体調不良に見舞われたため、第8話と第9話の間には脇役のキャラクターがメインの「特別編」を放送。近年の月9枠は“全11話”が通常であるが、同作は「特別編」を含めて13週にわたって放送され、フジの期待のかけようがうかがえた。

3位は『科捜研の女 season24』、新メンバーも人気に

 3位は沢口靖子主演の連続ドラマ『科捜研の女 season24』(テレビ朝日系、水曜午後9時)で、平均個人視聴率の全話平均は4.0%だった。

 1999年から続く同シリーズ。今シーズンは7月31日放送の第5話が裏番組のパリ五輪中継の影響でシリーズ最低にあたる世帯5.5%、個人2.8%を記録してしまった。

 とはいえ、今シーズンはバラエティ豊かなストーリーがシリーズのファンから概ね好評だったほか、今シーズンから科捜研メンバーに加わった加藤諒演じる加瀬淳平も人気の様子。

 ネット上では「加瀬くんが科捜研に新たな風を吹かせてくれた」「科学に無知な加瀬くんが加わったことで、視聴者にわかりやすい内容になった」という声が散見された。

ワースト入りに『ビリオン×スクール』や『南くんが恋人!?』

 一方、最下位はHey! Say! JUMP・山田涼介主演の『ビリオン×スクール』(フジテレビ系、金曜午後9時)で、平均個人視聴率の全話平均は1.8%。

 過去の山田主演作を振り返ると、なぜかフジテレビの作品ばかり低視聴率を記録しているようで、相性の悪さを感じさせる。さらに、今回は裏番組の「金曜ロードショー」枠でスタジオジブリの『となりのトトロ』や『天空の城ラピュタ』が高視聴率を叩き出した影響もありそうだ。