「誰もが知っていますが、唐田さんは2020年に東出昌大さんとの不倫スキャンダルで袋叩きにされ、1年半も休業していました。また、剛力さんは、ZOZO創業者・前澤友作さんとの交際と破局ばかりが話題となり、本業はパッとせず。2020年に大手事務所から独立したものの、昨年はドラマ出演ゼロでした。

2人とも、芸能Webメディアなどでは“叩いてもいい人”枠に入れられ、SNSを更新するだけでも嫌味ないじられ方をしていたのです。でも『極悪女王』の2人は、嫌味をかます余地もない迫力でした」(Webメディア編集者)

◆“崖っぷち”だったからこそ選ばれた?

『極悪女王』のオーディションの時、唐田は仕事がなく「この仕事を続けていいのか」と悩んでいたそうです。

「自己満足なんじゃないか、誰が自分を見たいと思ってくれるんだろう」と葛藤しつつも、「長与千種さんの、強くいなければいけないと自分を鼓舞して立ち上がる姿にとても共感して」覚悟を決めたと、インタビューで語っています(2024年9月23日、シネマトゥデイ)

Netflixシリーズ『極悪女王』独占配信中
Netflixシリーズ『極悪女王』独占配信中。剛力は「唐ちゃんを守る!」という思いだったそう
また、剛力もオーディションで、白石和彌・総監督から「“水着を着ますし、体重も増やしていただきます。来るところ間違っていませんか?”と言われた」と話しています(2024年9月24日、シネマトゥデイ)

実際、10キロも体重を増やし、1年半もトレーニングし、しかも唐田はバリカンで丸刈りにされる役となれば、地上波レギュラーがある女優では受けられなかったかも。プロデューサーの鈴木おさむ氏のキャスティングの妙にうなってしまいます。

◆何かに痛めつけられている女性は必見!

Netflixシリーズ『極悪女王』独占配信中
Netflixシリーズ『極悪女王』独占配信中。ダンスやリングシーンで、剛力の身体能力の高さにびっくりした
痛めつけられると、リングをバンッと叩き「ふっざけんな!」と立ち上がる姿。リングサイドで「立て!立て!」と励ます仲間の女子レスラーたち。敵に馬乗りになり、こぶしを突き上げて咆える姿――。