京都で美術商を営むKANEGAEと、IoTクリエ―ターの育成やスタートアップ事業を支援するクロステック・マネジメントは、「“KOGEI Next”Exhibition 2024」を10月30日(水)~11月4日(月)の期間、京都で開催する。

同イベントは、工芸の次のすがたを実現させる運動“KOGEI Next”として4回目を迎える主催展だ。KANEGAEのギャラリーに加え、同時期の二つのアートフェアを加えた3会場「Main Exhibition @KANEGAE」「- 現代素材問答- Collaboration with THE SHOPHOUSE (香港) @Art Collaboration Kyoto 2024」「timeless @artKYOTO2024」での開催となる。

陶芸家によるマッチアップ展示や彫刻家が手がける水仙

福村龍太氏×野口寛斉氏

「Main Exhibition @KANEGAE」の出展作家は、大竹亮峯氏、佐藤裕一郎氏、笑達氏、野口寛斉氏、福村龍太氏、本郷真也氏、前原冬樹氏、松本涼氏、満田晴穂氏、森夕香氏。

福村龍太氏と野口寛斉氏の二人の陶芸家が現代社会と向き合い、自身が使う素材を見直し制作に挑んだ。

前原冬樹氏「《一刻》縄文土器 re-born」

自在置物を精巧に制作した満田晴穂氏。制作不可能とされた一枚打出しの鍛金作品を現代に蘇らせた本郷真也氏、そして驚異の一木作品を彫る前原冬樹氏。“KOGEI Next”らしい現代最高峰の超絶技巧の数々を見られる。

また、フィンランドの森を描き続ける佐藤裕一郎氏の鉛筆画は、「乾式の水墨画」とも呼ばれている。今回は佐藤氏の新作と共に、2022年に描いた8mの大作を立体的に展示する。

大竹亮峯氏《竹の水仙》

さらに、彫刻家の大竹亮峯氏は新作の竹の水仙を披露。この水仙は彫刻物でありながら、水を注ぐと蕾が花開く驚きの作品だ。

香港のTHE SHOPHOUSEと共にアートの未来を探求