槇原敬之の人気曲第10位:チキンライス

「チキンライス」は、お笑いコンビ・ダウンタウンの浜田雅功さんのために書き下ろされた楽曲です。ダウンタウン司会の音楽番組に槇原敬之さんが出演した際のやりとりから楽曲制作の流れとなり、作詞はダウンタウン・松本人志さんが担当しています。

松本人志さんが体験した、貧困だった幼少期のクリスマスを描いた楽曲となっていて、槇原敬之さんの優しいメロディにあわせ、温かく、どこか切ないクリスマスソングに仕上がっています。

浜田雅功さんは、1995年にも同じ流れで小室哲哉さんから楽曲提供を受け、H Jungle with t名義で「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント」をリリースしています。

H Jungle with t名義では200万枚を売り上げる大ヒットという過去があるため、当時と比べる声が上がっていましたが、結果的に楽曲はヒットし、今でも定番のクリスマスソングとして多くの人に愛されています。

槇原敬之の人気曲第9位:世界に一つだけの花

2003年3月5日にリリースされた、SMAPの14th.アルバム「SMAP 015/Drink! Smap!」への収録曲として依頼されて制作された「世界に一つだけの花」。アルバム楽曲ながらも、ドラマ「僕の生きる道」の主題歌に起用され、シングルバージョンがリリースされました。

SMAPを代表する楽曲であり、200万枚以上の売り上げを記録。平成におけるシングル楽曲売り上げナンバー1という記録を持っています。

実は仏教に精通している槇原敬之さん。仏教の「天上天下唯我独尊」という考え方にヒントを得て、「ナンバーワンでなくてオンリーワンでいいのではないか」といった歌詞を書いたんだそうです。

また、絵本「星の王子さま」の「自分が世話した薔薇が一番美しい」という台詞もヒントになったと語っています。

槇原敬之の人気曲第8位:Hungry Spider

「Hungry Spider」は、1999年6月2日にリリースされた22nd.シングル。

メロディアスなナンバーで、蜘蛛が蝶に恋をしたものの、その蝶が蜘蛛の糸に引っかかってしまうという物語を歌っています。

ドラマ「ラビリンス」の主題歌として書き下ろされた楽曲で、「怪しい楽曲を」という依頼で制作されています。

槇原敬之の人気曲第7位:SPY

1994年8月25日にリリースされた12th.シングル「SPY」。ドラマ「男嫌い」の主題歌になっていました。

アップテンポのメロディアスなナンバーで、歌詞の内容は恋人の裏切りと失恋。槇原敬之さんの歌詞の特徴である具体的な描写により、リアル感が増しています。

まるでその場に居合わせてしまったかのような情景描写に、リスナーはグングン引き込まれていくんですね。

攻撃的な内容の楽曲となっていて、槇原敬之さんの持つ魅力は、優しさや包容力だけではないと気づかされる1曲です。

槇原敬之の人気曲第6位:僕が一番欲しかったもの

「僕が一番欲しかったもの」は2004年7月28日にリリースされた32nd.シングルです。イギリスのR&Bグル-プ・Blueの日本2nd.シングルとして楽曲提供した「THE GIFT」のセルフカバーです。

ドラマ「ラストプレゼント 娘と生きる最後の夏」の主題歌に起用され、2006年と2014年にもCMソングとしてタイアップがついています。

優しいリズムが印象的なナンバーで、ライブでは手拍子やコ-ル&レスポンスで盛り上がります。

人生において大切なものとは何かを考えさせられるような内容で、物語調になっているので心にすっと染み込んできます。

槇原敬之の人気曲第5位:北風~君に届きますように~

1992年10月25日にリリースされた6th.シングル「北風~君に届きますように~」。

2ndシングル「ANSWER」のカップリング「北風」の別バージョンで、6th.シングルとして発売されていました。元々は1992年10月25日発売の1st.アルバム「君が笑うとき君の胸が痛まないように」収録の楽曲で、リカットされて2nd.シングルのカップリング曲となり、さらにタイトル曲としてシングル化されたという珍しいパターンの楽曲です。

曲調はミディアムテンポのラブバラード。冬の風景と片思いの心境を歌った楽曲で、ゆったりしたメロディと槇原敬之さんの優しい歌声が響きます。

槇原敬之の人気曲第4位:遠く遠く

「遠く遠く」は、1992年6月25日にリリースされた3rd.アルバム「君は僕の宝物」に収録されている楽曲です。

故郷・大阪にいる友人について歌った楽曲で、故郷を離れて毎日を頑張る人の背中を押すような内容の歌詞に共感と支持が集まりました。

アルバム楽曲ながら人気が高く、反響を受けて、槇原敬之さん自身が2度にわたってセルフカバーしています。槇原敬之さんの代表曲の1つといえるでしょう。

また、EXILEやMay J.さんがカバーし、カバーアルバムに収録されています。サザンオールスターズの桑田佳祐さんがイベントでカバーを披露したこともあります。

槇原敬之の人気曲第3位:冬がはじまるよ

「冬がはじまるよ」は、1991年11月10日リリースの4th.シングル。ビールのCMソングとして流れていたので、聞き覚えのある人も多いでしょう。

Every Little Thingや美吉田月さんによってカバーされ、それぞれの作品に収録されています。

ハーモニカで始まるポップな楽曲で、夏から続く恋の行方を歌っています。ウキウキするようなリズムが印象的ですね。

槇原敬之の人気曲第2位:どんなときも。

1991年6月10日に発売された3rd.シングル「どんなときも。」。誰もが知っているであろう有名曲ですよね。

販売枚数200万枚を超える、槇原敬之さんにとって最大のヒットシングルです。真っすぐな気持ちを歌った楽曲で、多くの人を勇気づけています。

織田裕二さん主演の映画「就職戦線異状なし」の主題歌として制作されました。映画の他にも高校野球の入場曲に選ばれています。

さらに、発売から年月が経った2007年、2016年、2017年にもCMソングになっていて、楽曲の持つ普遍的な魅力がよく分かりますね。

槇原敬之の人気曲第1位:もう恋なんてしない

「もう恋なんてしない」は、1992年5月25日リリースの5th.シングルです。ドラマ「子供が寝たあとで」の主題歌として起用され、累計売上枚数150万枚を超えるヒットとなりました。

制作スタッフの1人が失恋したことによってできた楽曲で、現代でもスタンダードな失恋曲として知られていますよね。

タイトルは「もう恋なんてしない」ですが、楽曲中では「もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対」となっています。タイトルと歌詞の内容が真逆になっているんです。

槇原敬之さん自身が語ったところによると、当初のタイトルは「もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対」だったんだそう。タイトルとして長すぎたために後半がカットされてしまったとか。

槇原敬之の曲はいつまでも色褪せない!

槇原敬之さんの楽曲は、リアルで細かい描写で恋愛や日常を優しい歌声で包み込むように歌われるのが特徴。恋愛ソングだけでなく、ライフソングも多く、人々の心に突き刺さるような歌詞も魅力的です。

槇原敬之さんの楽曲は、老若男女に愛される、まさに名曲ぞろい。

発売から何年も経ってからCMソングや映画の主題歌に起用されることもあり、時代を超えても色あせない、名曲の力というものを感じさせてくれます。

初期のナンバーが大ヒットとなった歌手は、その後に苦労するものですが、槇原敬之さんに関してはヒットを連発し続けています。さらに、他アーティストへの楽曲提供にも積極的で、多くの人が槇原敬之さんの生み出した楽曲に触れています。

今後も、槇原敬之さんの楽曲と音楽活動に期待していきましょう。