岐阜県高山市でアロマサロン兼雑貨店「アロマルーム奏 -kanade-」を運営している野中梨花氏と、奈良県広陵町の靴下メーカー・馬見靴下事業協同組合が共同開発した「キッズのはらまきパンツ」の予約受付が、9月24日(火)よりスタートした。

子どもの冷え対策に「キッズのはらまきパンツ」


昨秋、NHKは寒暖差による子どもの体調不良に着目(※)。昔から布団を蹴り上げる子どもの寝冷えを心配する親の姿はあったが、近年の気象変動により、寒暖差は高齢者だけに留まらない問題になってきているという。

そこで「アロマルーム奏-kanade-」を運営する野中氏は、子ども向けに腹巻と一体型のパンツを開発することを決意。セラピストとして17年以上、冷え性に悩む女性を見てきた経験から、腹部とお尻を温める重要性を感じてきたからだ。


靴下の産地である奈良県広陵町の靴下メーカー・馬見靴下事業協同組合の職人たちと素材選びから試作を繰り返し、製造には国産編機で1枚あたり約40分かかるという高度な技術で、商品化が実現した「キッズのはらまきパンツ」。

試作段階では、野中氏の孫や職人の子どもも着用し、リアルな使用感を反映。シルクの優れた湿度調整機能により、夏場でも快適に着用でき、子どもたちが自ら進んで着る姿を見て手応えを感じているという。

また、シルクの通気性と吸湿性を活かしながら、表側にオーガニックコットンを使用した二層構造で、無縫製かつ低速編みで仕上げている。これにより、型崩れが少なく、洗濯機で手軽にお手入れが可能。


サイズ展開は90~120の4種類で、伸縮性が高く、赤ちゃんから小学校低学年の子どもまで男女問わず長く着用できるため、出産祝いにもおすすめ。

野中氏の思いが詰まった“お守りパンツ”


「キッズのはらまきパンツ」のWebサイトで使用しているカットは、イラストレーター・LiLi(リリ)として最近デビューを果たした、元保育士である野中氏の次女が手掛けている。