高層マンションに住むとなると、面倒になりがちなのがエレベーターでの移動。階層が高ければ高いほど時間を使いますし、急いでいる時はもどかしい思いをしがちです。
それは世界中どの国でも同じなのかもしれません。
近日中国にて、ある青年が生活費の入ったバッグを祖父に届けようとしたものの面倒臭さが勝ったのか、「エレベーターに置いておくから受け取って!」と連絡。するとものの数秒で盗まれてしまったという身の毛のよだつ事件が発生しました。
■上までいくのがめんどくさい
事件が起こったのは中国・重慶。父親から「祖父に渡しておいて」と預かった生活費・30万人民元(約450万円)を届けるため
祖父一家が住む高層マンションにやってきた青年は15階にある部屋まで行くのが面倒だと思い、ある妙案を打ち出します。
それは、現金の入ったバッグをエレベーターに乗せ、15階のエントランスで待機する祖父に受け取ってもらうというシンプルな作戦。
時間の短縮にもなる上、自ら出向くことはないという一見効率のよいやり方でした。
■消えた生活費
彼はカバンを置く際、祖父に「ちゃんと取りに来てね」と電話。祖父も了承し、この”受け渡し”は成功するかのように思われました。
しかし、ただエレベーターにカバンを置くだけの行為なのでセキュリティはガバガバ。
祖父が開いたドアを見ると、そこにあるはずのカバンは消えていました。
「盗まれた!」と直感で察した彼らはすぐさま警察に連絡し、遺失届を提出する羽目に。「大丈夫だろ!」という謎の自信が、大惨事に繋がってしまうのです。