パリ五輪柔道女子48キロ級金メダリストの角田夏実選手が、9月25日に放送されたバラエティ番組『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)に出演。川原正敏氏の格闘漫画『修羅の門』(講談社)への愛を語り、反響を呼んでいる。

 同番組に「漫画が好きすぎる女」として出演した角田選手は、『修羅の門』を読んで「育ちました」と告白。現在の得意技である関節技も、覚えたての頃は「人の腕を折るのが怖くて、思いっきりいけないところがあった」というが、『修羅の門』で登場人物たちが「バッキバキに折る」ため、自身も躊躇せず技をかけられるようになったという。

 また、「世界選手権を優勝しても、オリンピックが怖かったりして……いつも(大会に)緊張して行く」という角田選手は、大会前に「絶対、『修羅の門』を読む」そう。中でも、主人公の陸奥九十九(むつ・つくも)が「戦う……ってのは/怖い……って事だ/そしてそこから/逃げない……って事だ」と語るシーンを読み、自身を鼓舞していると明かした。

 なお、『修羅の門』は1987~1996年に「月刊少年マガジン」で連載された少年漫画で、千年もの間不敗を誇る架空の古武術「陸奥圓明流」の伝承者である主人公が、自らの代で圓明流を終わらせるために格闘技界へ姿を現す物語。角田選手は以前、劇中に登場する打撃技「虎砲」の練習を“布団”相手にしていたという。

 今回の番組放送後、Xでは「修羅の門」がトレンド入り。ネット上では「角田選手の愛読書がまさかの修羅の門なの、最高ですね」「地上波で修羅の門がこんなに紹介されることあるんですね。柔道の角田選手とめちゃくちゃ修羅の門語りてぇ」「修羅の門を読んで育った角田選手、また好感度爆上がりなんだが」などと好意的な声が続出していた。

紐ビキニ姿に反響、謙虚な人柄も魅力

 五輪後は、バラエティ番組に引っ張りだこの角田選手。今月だけでも『有吉ゼミ』(日本テレビ系)や『今夜はナゾトレ』(フジテレビ系)、『オールスター夢の競演! 究極の2択SHOW! THE ハイ&ロー』(TBS系)などに出演し、10月1日には『芸能人格付けチェック 秋の3時間スペシャル』(テレビ朝日系)の放送も控えている。