サイテックアイは、香川県善通寺市のデジタル決済アプリ「ゼンツウジペイ(通称ゼンペイ)」を正式にリリースし、「善通寺市プレミアム付きデジタル商品券事業」を開始する。
「ゼンツウジペイ」は、善通寺市独自のキャッシュレス決済システムとして、スマートフォンからQRコードを読み取るだけでスムーズな支払いが可能だ。善通寺市民や来訪者にとって、手軽さと利便性を兼ね備えた次世代の消費体験を提供する。
デジタル商品券で地域経済を活性化
善通寺市では、昨年7月に市制70周年のイベントを開催した際、サイテックアイの地域決済アプリである「マイデジ」を利用したデジタルクーポンを発行し、地域デジタル決済のモデル事業を行った。
今年度は、デジタル田園都市国家構想交付金(デジタル実装タイプ TYPE1)を用いた「善通寺市デジタル地域通貨事業」においてオリジナルアプリ「ゼンツウジペイ」をリリースし、「善通寺市プレミアム付きデジタル商品券」を発行することで、地域経済の活性化を促す。
地域経済と消費者をつなぐ未来へのステップ
このデジタル商品券事業は、善通寺市のみならず、全国に広がるデジタル化の波に乗る重要な一歩だ。「ゼンツウジペイ」を利用することで、消費者は簡単にデジタル商品券を購入・使用でき、同時に地域経済の支援に貢献することができる。地域社会全体が手軽に参加でき、未来の経済循環を促す重要な施策のひとつになると考えられている。
デジタル商品券の概要
「善通寺市プレミアム付きデジタル商品券」の発行総額は、プレミアム分1千万円を含む6千万円。1口(1セット)当たり12,000円分のデジタル商品券を10,000円で販売する。商品券12,000円分の内訳は、共通券6,000円、専用券6,000円。申込限度額は、1人最大2口(2セット)までとなっている。
購入対象者は「ゼンツウジペイ」アプリユーザー。販売数は5,000セットで、購入申込数が販売数を超えた場合、抽選により当選者を決定する。