こうした経緯もあり、新曲「UMP」を「新たな代表曲」にしたいと、本人たちは意気込んでいたのだろう。

 なお、JUMPは昨年10月に初のデジタルEP「P.U!」、12月にはアルバム『PULL UP!』をリリースしたが、シングルは同年5月の「DEAR MY LOVER/ウラオモテ」以来、発売がなかったため、「UMP」は1年4カ月ぶりの新作となった。

「今年7月期の連続ドラマでは、メンバーの山田涼介が『ビリオン×スクール』(フジテレビ系)で主演を務めましたが、主題歌は歌手・Adoが担当。ネット上の一部JUMPファンは『なんで主題歌がJUMPじゃないの!? 主演は山田くんなのに……』『JUMPのシングルはいつになったら出るの?』と、ショックを受けていましたから、待望のリリースとなりました」(同)

Hey!Say!JUMP・有岡大貴&高木雄也、新曲「UMP」は「粘ったおかげで出会った」

 ただ、ファンがしびれを切らしている間にも、JUMPサイドは水面下でニューシングル発売に向けた計画を進めていたようだ。

 有岡大貴と高木雄也がパーソナリティを務めるラジオ番組『JUMP da ベイベー!』(bayfm、9月21日放送)では、リスナーから届いた「制作をする上での裏話」に関するリクエストメールを受けて、2人が「UMP」の制作秘話を明かした。

 まず高木が、「実はね、これ言っていいかわからないけど。もっと前にさ、曲を出すみたいな話もあったんだよね。だけど、みんな粘ったんだよね。でも、その粘ったおかげで(『UMP』に)出会った」と告白。

 ニューシングル発売へ動き出そうと、今年上半期にメンバー間で話し合いを行ったものの、「なんか、みんな納得がいかない」状況だったそう。その後、あらためてシングルについて考えていた際、メンバーの知念侑李から「次のシングルは『UMP』でいくのはどう?」と、提案があったという。

 また、有岡は「みんなそれ(知念の意見)に賛同して。で、『UMP』でいくのであれば、大事に大事に、慎重に。“時間をかけて作っていこう”っていうことで。このタイミング」での発売になったと説明。