相鉄グループが6月に発表した「2023年度の駅や車内などでのお忘れ物状況をまとめた調査」では、2023年5月に新型コロナウイルス感染症が第5類感染症に移行し人々の移動が増えたことなどにより全体の忘れ物の件数は、昨年度+12.9%となる76,328件であった。

傘の忘れ物は、2022年度(14,591件)と同様に、2023年度も忘れ物全体で最も多い15,009本(約41件/日)となっており、環境負荷や廃棄コストが大きな問題となっている。


一方で、アイカサを提供開始した2022年度と比較すると傘の忘れ物が全体に占める割合は減少。全体割合としては1.9ポイント減少し、19.7%となった。

相模鉄道とアイカサは、全駅にレンタルスポットを設置したことにより、忘れ物として廃棄処分されるビニール傘などの使い捨て傘の削減に貢献し、相鉄線沿線の利用者に雨の日でも便利に快適に過ごしてもらえる環境の提供を目指すとしている。

相鉄線の全駅に「アイカサ」があることで、お出かけがより便利に快適になりそうだ。

「アイカサ」アプリダウンロード:https://www.i-kasa.com/

*1 環境省3R 原単位の算出方法より

(Higuchi)