ここに来て小泉今日子が再ブームの兆しを見せている。
小泉は2018年に俳優・豊原功補との不倫関係を認めると、2年間の女優休業及び大手芸能事務所からの独立を発表。その後、豊原が20年に離婚したことで2人は同棲を開始するものの、不倫略奪を開き直る発言をしたことに批判が殺到した。
さらに、政治的発言を繰り返したり、雑誌の対談でバラエティー番組について「絶対出たくないですね」、「くだらないから」と一刀両断したりと世間の物議を醸したことで、一時期は業界内からも“腫れ物”扱いされていた。
芸能ジャーナリストの竹下光氏はこう語る。
「小泉さんといえばアイドル時代から自己プロデュース能力に長けて、世間に媚びない飾りのない率直な発言で話題を振り撒いてきました。そういう意味では昔からそのスタンスはブレることなく、変わっていないとも言えますよね。バラエティー番組に対する“くだらない発言”に関しては、今年1月に出演したラジオ番組『TOKYO M.A.A.D SPIN』(J-WAVE)でその真意を話しています。ただ、昨今はインターネットやSNSの普及などによりいわゆる炎上沙汰が増えていますし、リスク回避の観点から起用に及び腰になる向きも業界内にはあるのでしょう」
そんな小泉だが、最近になってメディア露出が急激に増えているという。
「9月17日には『クローズアップ現代』(NHK)にVTR出演。この日のテーマであった『ミッドライフクライシス』について自身の経験を交えて持論を展開し、多くの視聴者から共感を得ました。また、TBSラジオ『サステバ』では中高年リスナーから寄せられる悩みに丁寧に答え、雑誌のwebサイトの人生相談でも同世代へメッセージを送るなど、今や『中高年の代弁者』、『中高年のカウンセラー』として注目を集めています」(芸能記者)
それに加えて、女優業の方も好調ぶりを見せている。
今年3月にはTBS系連続ドラマ『不適切にもほどがある!』にサプライズ出演。7年ぶりに地上波ドラマに出演すると、9月からはNHKプレミアムドラマ『団地のふたり』で主演を務め、来年4月から放送されるフジテレビ系“月9”ドラマ『最後から本当に二番目の恋(仮題)』の主演も内定している。