パリでは冬になると、夏のあの爽やかな青空が恋しくなるものです。ふと、8月に訪れたモンマルトルの丘のことを思い出したので、今回は夏のモンマルトルの丘をバーチャルツアーしてみたいと思います。

パリ、18区モンマントルの丘にそびえる真っ白の卵3つ――雲1つない晴天の日には、その白さが余計に引き立つ美しい教会堂『Basilique du Sacré-Cœur(サクレクール寺院)』です。Sacré-Cœurの意味は「聖なる心臓」。パリの心臓、イエスの心臓、聖なる心など、さまざまな意味を含むそう。仕事終わりにオペラの界隈をふらっと歩いていると、建物の間からひょっこりと顔を覗かせるその姿に、いつもうっとりとさせられます。

ラフィット通りから見える美しいサクレクール

 

パリの下町、モンマルトル

8月のとある日、その日は快晴で風も心地よく「今日はサクレクール日和に違いない!」と確信しモンマントルへと足を運びました。サクレクール寺院はパリで最も高いところに位置するため、そこまでの道のりは決して楽ではありません!坂や階段が至る所に出現するので、必ず歩きやすい靴の準備を。丘のふもとから寺院までは階段とケーブルカーのどちらかが利用可能です。階段はとっても疲れるのですが、一段一段のぼるごとに「この先に何が見えるのだろう?」という楽しみと、なんといってもぼりきった後の爽快感は格別です。

たまごの頭が見えてきた!と嬉しくなっていっぱい写真をとっていたら、ピースをしてくれました。思い出の1枚。

サクレクールの正面の入り口にはルイ9世とジャンヌダルクの騎馬像が。

そういえば、ジェンヌダルクが火炙りになった際、彼女の心臓だけは残ったという逸話があるそうですが、Sacré-Cœurの「聖なる心臓」はジャンヌダルクにも由来するのかもしれませんね。入り口の前に立ち、そのままくるりと後ろを振りかえればこの絶景。

寺院の内部入ってすぐに見えるのは聖キリストの巨大なモザイク画。色彩豊かな美しい小礼拝堂を巡回しながらゆっくりと楽しめます。足元にも美しいモザイクの数々が。

 

鳥たちの目の高さへ

エッフェル塔に次ぐ第2の展望スポットとして人気なのが、サクレクール寺院屋上ドーム展望台です。写真右に見えるように、細い階段を登って行きます。ここを進んでいるときは、まるで某アニメの怪盗になったような気持ちになりました!さらなる高さを目指して、ラストは300段の螺旋階段が待っています。人が1人しか通れない細い階段をせっせと登ります。

写真左のような案内が途中出現し、「てっぺんまであと〇〇段!がんばれ!」と勇気づけてくれます。

 

目下に広がるのはパノラマ絵画

さらなる高さから眺めるパリの街並みは、柱という額縁に切り取られた絵画のよう。日本とは違って、建物のデザインが統一されているパリの街の街並みはどこから見ても芸術的です。

 

安くておいしいビストロ『Bouillon Pigalle』

パリのビストロで定番ランチが安く食べられると人気のお店がこちら『Bouillon Pigalle(ブイヨン ピガール)』。私も大好きな「ウフマヨネーズ」(1.90€)を前菜にいただきましたがマヨネーズも、付け合わせのパンもとってもおいしくてお腹いっぱいになりました。ひとりでも気軽に入れる雰囲気ですし、すぐ目の前がピギャール駅なので待ち合わせ場所としても最適です!

 

フランスでは現在も外出できる条件が限られている状況ではありますが、今後もパリの空気を味わっていただける情報をお届けできれば幸いです!

■店舗情報
名前:Bouillon Pigalle
住所:22 boulevard de Clichy, 75018 Paris , France
定休日:無休

 

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