◆セックスレスをネガティブに捉えない方法

――相談者は「女性として愛されていないのでは」と感じてしまっているのですが、男性心理としてどう捉えたらよいでしょうか?

三凛「酷かもしれませんが、実際に“女性”として見られていない可能性も否定できません。しかし、セックスレス自体をネガティブに捉えない考え方もあります。

愛情にはいくつか形があり、人によって違います。もしかすると、夫はずっと一緒に過ごしていて“性的な愛情”から“家族としての愛”になっているのかもしれません。自分は性的な愛情を求めているのなら、夫から愛されていないのではなく、2人の愛情の形が違うということになります。

まずはセックスレスの原因が『愛情の形の違いだ』と気づくことで、次のステップに進めるでしょう」

――相手と愛情の形が違う場合、セックスレスをあきらめるしかないのでしょうか?

三凛「諦めるというよりも、セックスレスに対しての捉え方を変えることが大切です。相手の愛情を他人が変えることはできません。だから自分がいい形で受け止めていけばいいのです。

もしセックスレスに対して過剰にネガティブなイメージを持ってしまったら、まずは自分にとってのセックスのイメージを明らかにします。例えば、セックスで充足感やつながり感を得たいのであれば、セックス以外でその感覚を得られる方法を探してみましょう。

見方を変えるトレーニングをすることで、セックスレスに囚われずにいられます」

カップル手つなぎ散歩
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夫婦間でも、愛情の形は人それぞれ。「セックスレス=愛されていない」と極端に受け止めず、まずは夫婦の普段の生活から見つめ直し、お互いの愛情の形を確かめ合ってみる必要がありそう。セックスレスをきっかけに、この先の2人がより良い関係になれば、結果的に悪いものでもないはず。レス解消だけにあせることなく、視野を広く持つことが大切なのかもしれません。

<三凛さとし 文/女子SPA!編集部>

【三凛さとし】

ライフコーチ。親子関係心理学の専門家。米NY州立大学卒業。家庭内のトラウマによる生きづらさを抱えるアダルトチルドレンをセルフコーチングで克服。その経験から、才能開花や経済的成功、パートナーシップ改善を指南する自己改革プログラムを開発。9万人以上の人生好転をサポート。SNSやオンラインスクールを通じ、お金・時間・場所の自由、そして人間関係と心身の健康の充実を実現する方法を発信中。世界的起業家イーロン・マスクの母、メイ・マスクの子育てについての日本初講演会にて、インタビュアーに抜擢される。YouTube「スピリチュアル・リッチ三凛さとし」/Instagram:@sanrin_hikiyosecoach/Twitter:@sanrin_hikiyose