歴史コンテンツ特化のマップ型音声ガイドサービス「GURURI」を運営する、横浜国立大学発ベンチャー・ぐるりが、大阪府堺市にて、堺観光コンベンション協会協力のもと、「古代のミステリー 堺の巨大古墳群」の新規コンテンツをリリースした。

大阪府堺市の歴史

大阪府堺市周辺に人が定住し始めたのは、旧石器時代のころ。市内の遺跡からは、約1万年前の打製石器や、縄文時代の土器・石器、弥生時代の銅鐸・土器などが発掘されている。

4~5世紀には大和朝廷が成立したが、堺には仁徳天皇陵古墳をはじめ、100数基から成る百舌鳥古墳群が造られたとのこと。

平安時代、この地が摂津・河内・和泉の3国の境に位置しているところから、「さかい」と呼ばれるようになり、鎌倉時代以降は西日本の海運、貿易の拠点として発展してきた(※)。

「GURURI」について


「GURURI」は、歴史コンテンツに特化した位置情報型音声ガイド・情報プラットフォーム。地域の寺社仏閣などの歴史コンテンツに特化してイラストマップ上に集約し、ユーザーはそこで美術館のような音声ガイドや投稿機能、訪れた史跡のログも取得できる。

地域のコンテンツを横断的に集約していくことで、これまでの音声ガイドと違い、ユーザーはこれ一つでどこでも利用可能。エリアごとではなく、歴史上の人物や出来事などにちなんだテーマ型のコンテンツの制作まで行い、さらには、訪れたユーザーの属性や位置情報などのデータ分析も自治体などに向けて行っている。

新規コンテンツで巡るコースをチェック

今回、「GURURI」からリリースされた「古代のミステリー 堺の巨大古墳群」の新規コンテンツでは、南海高野線堺東駅をスタートして、百舌鳥古墳群北端にある百舌鳥耳原北陵・反正天皇陵古墳、方角に関する災いを除けることで知られる方違神社、永山古墳を経て、世界3大墳墓のひとつで日本最大の前方後円墳である仁徳天皇陵古墳周遊道路を約半周、仁徳天皇陵古墳拝所を参拝。