「手越くんがいる時代のイッテQ大好きだったから復帰してくれたらうれしい」
「今のイッテQは芸人色が強くなりすぎて面白くないから、手越が復帰したら少しはバランスよくなりそう」
「手越復帰ならイッテQまた見るなぁ。ウッチャンと大輔をおちょくって、格好つけて失敗して、ナレーションの立木さんの『いえ~い』の流れまた見たい」
「別にジャニオタではないが、手越くんがいたころがイッテQの面白さのピークだったから復帰して盛り上げてほしい」
かつては大人気番組だった『イッテQ』だが、近年は企画のマンネリ化やインパクト不足などを指摘され、たびたび打ち切り説がささやかれるように。番組の「黄金期」を担ったともいえる手越の復帰で、再び活性化するのではと期待する人が多いようだ。
しかし、業界内では「もし手越が復帰しても勢い低下は変わらない」「単なる打ち切り前の迷走なのでは」という見方が強い。それというのも、番組の柱となるような企画を失ってしまったからだ。
『イッテQ』はスケールの大きい海外ロケがその人気を支えていたが、コロナ禍で海外ロケが一時できなくなったことで視聴者離れが起きた。現在は海外ロケが可能になったが、登山部や珍獣ハンターといった鉄板企画を担っていたイモトアヤコは結婚・出産を経て海外ロケが減少。宮川のお祭り企画も大人気だったが、2018年に「やらせ疑惑」を報じられ、放送倫理・番組向上機構(BPO)から放送倫理違反と認定された一件で視聴者からの信頼を失った。
新たなスターとヒット企画を模索するため、同番組は新メンバー発掘オーディションを実施。合格した新メンバーたちは、10月から期間限定のスピンオフ番組『おためしイッテQ!』でおためし海外ロケに挑戦することになっている。しかし、知名度のない新メンバーの加入で強引に刷新感を生み出すという手法は、末期の『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)がやった悪手と重なり、余計に視聴者離れを助長する恐れがある。