情報バラエティ番組『アッコにおまかせ!』(TBS系)が来春で終了すると「女性自身」(光文社)が報じて話題となっている。“芸能界のご意見番”としても知られる歌手・和田アキ子が司会を務める同番組は今秋で放送40周年を迎える長寿番組だ。

 だが、同番組内の和田は失言が多く、8月11日の放送回では、パリ五輪の陸上女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花選手を取り上げた際、和田が競技の合間にフィールドでうつぶせになってカステラを食べているその姿を見て「トドみたい、横たわっているのが。可愛いな」などと発言。これが「失礼すぎる!」、「金メダリストに対する敬意が感じられない」などネット上で炎上し、翌週の番組冒頭で「不適切な発言をしてしまいました。お詫びします」と謝罪することとなった。

 そんな中、「女性自身」の記事によると同番組を来春で終了させる方向で和田サイドと局とで話を進めているという。さらに、今回の“トド発言”の炎上に和田が相当なショックを受けており、番組内での謝罪を自ら提案し、関係者らに頭を下げて回っていたことや、最近は自身の発言で世間を騒がせることが増え、視聴者との“ギャップ”に悩んでいるといったテレビ局関係者の証言も紹介している。
 
 今回の番組打ち切り報道に対して、世間の反応は概ね納得がいっているようだが、その一方でバラエティ番組を手掛ける放送作家はこう語る。

「確かに、和田さんの同番組での発言が批判を受けることは過去にもありましたが、逆に言えば炎上沙汰は今に始まったことではないですからね。それに、今回の“トド発言”に関しては叩かれてしかるべき表現を含んだものではありますが、『可愛い』とも口にしているように本人には悪意はなかったはずで……。これまでの過激発言に比べると、『番組を打ち切りにするほどのものなのか?』といった疑問も本心では少なからずあるようです」

 加えて、芸能界の住人たちからはさらなる驚きの声が上がっているそうだが、その背景には和田の業界内における立場があるという。