また、12月13日(金)に『純潔で虚ろなワルツ(英題: Pure and empty waltz from Music on the easel)』をリリース。そして、12月27日(金)に『ルリビタキ(英題: Ruribitaki from Music on the easel)』をリリース予定だ。

以降の作品も順次リリースが予定されている。なお、一部音楽配信サービスでは、上記予定日よりもリリースが遅れる場合があり、上記リリース予定は予告なく変更となる場合がある。

石塚玲依氏による作品へのコメント


作曲家の石塚玲依氏は、作品について“「イーゼルの上の音楽」とはそもそもは、2曲で構成された組曲の名称として考えていたものでしたが、出来上がった楽曲をディレクターに確認してもらったところ、今後、定期的に曲が追加されていく、形式や洋式に縛られない自由度の高い組曲としたらいいのではないかと提案してもらいました。

絵画的なイメージを持った音楽は今後も作っていくつもりではいたので、そのアイデアはとてもいいと思い、続く作品も書き進めました。

絵画で組曲というとムソルグスキーの組曲『展覧会の絵』が思い浮かびますが、この組曲はゆくゆく演奏される際は、日々追加されていく楽曲から奏者のセンスで曲を選び自由に組み合わせて、自分の展覧会を作るかのようにすることができるようになります”とコメントを寄せた。

熊谷ゆ〜ほ氏による作品へのコメント


ジャケット・アートワークの熊谷ゆ〜ほ氏は、“ご依頼を受けた時、楽曲とともに「イーゼルをいれる」という条件と、参考資料にキュビズムの作品をいくつかいただきました。

イーゼルを真ん中に配置することは早くに決まったのですが、キャンバスの中身や背景は曲を聴き込んだりキュビズムの作品をたくさんみたりして、じっくり制作しました。

結果的に背景は空間を幾何学的な区切りで分けて、色によってさまざまな情景や温度感を感じられる背景になり、キャンバスの中身はピアノをキュビズム的に見て、本来であれば見えない画角であったり、内部の構造まで分解して一つの画角に収めるような形で制作してみました。楽曲と共に楽しんでいただけると幸いです。”とコメントを寄せている。