「休憩処 さるや」で、かき氷を味わおう

二の鳥居の南西にある茶屋「さるや」。各種飲み物や名物の申餅、かき氷もいただける。

参拝と散策を終えたら、茶屋で休憩して行きませんか?境内にある「休憩処 さるや」では、落ち着いた雰囲気の中で、かき氷や和菓子、お茶などをいただきながら、ひと息つくことができます。

いちごのかき氷は、練乳のみかかっており、いちごシロップは自分でかける。

夏には、かき氷を味わってみてはいかがでしょうか。こちらのものは、雪のようにふわふわとした食感で、すっと溶けていく氷が特徴です。

下鴨神社には、かつて冬の雪を夏まで保管しておくための氷室があり、夏にはその氷を取り出して宮中に献上したり、無病息災を祈願して氷を口にしていました。こちらでは、暑い夏を健康に過ごしていただきたいという願いをこめて氷をかいて提供しており、「鴨の氷室の氷」と名付けられています。

こちらは、いちごのかき氷(830円)です。真っ白な氷に、いちごのシロップを自分でかけていただきます。いちごの果肉の感触が少し残るシロップは甘酸っぱく、溶けるように消えるふわふわの氷とともに味わうと、とても美味しいです。

定番の抹茶小豆(830円)もあります。丹波大納言小豆が添えられた氷に、抹茶シロップをかけていただきます。抹茶のほろ苦さや香りを楽しみながら、味わってみてください。

その他、葵祭の中の日にお供えしていたお餅を140年ぶりに復元したという「申餅(さるもち)」も人気です。ほうじ茶付きで400円となっています。グリーンティー(350円)、ノンアルコールの甘酒(450円)もあるので、いつでも気軽に立ち寄ってみてください。

おわりに

下鴨神社はいかがでしたか。市街地から近い場所にもかかわらず、豊かな自然や静けさがあるので、驚かれるかもしれません。湧き水が流れて涼しげなので、夏の観光におすすめですが、見どころも多いので、季節を問わず訪れてみてくださいね。