選挙権が限られていた時代に民主主義の精神を説き、国民に寄り添い、国民をもとにした政治の実現を目指した吉野氏。思想にはキリスト教が組み込まれていたとも知って、同じ時代のほかの人物のストーリーも追ってみたくなった。やはり、あるべき未来を信じて声を上げていくことは、リスクを背負いながらでもあり、凄みを感じる。人物像に触れるということは、毎回新しい発見がある。

吉野氏の名言のひとつ
「路行かざれば到らず、為さざれば成らず」

(仁科勝介)

写真家プロフィール

仁科勝介(Katsusuke Nishina にしなかつすけ)/かつお
写真家として活動。1996年、岡山県倉敷市生まれ。広島大学在学中に、日本の全1741の市町村を巡る。
『ふるさとの手帖』(KADOKAWA)、『環遊日本摩托車日記(翻訳|邱香凝氏)』(日出出版)をはじめ、2022年には『どこで暮らしても』(自費出版)を刊行。
旧市町村一周の旅『ふるさとの手帖』:https://katsuo247.jp
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