第10位:乾いた花

石原慎太郎の小説が基となり、池部良、加賀まりこなどをキャストとして迎えた映画です。監督は篠田正浩が務めました。

賭博場で出会った二人の運命が、とある男との出会いによって悲劇的な運命をたどることとなります。一部的に熱狂的なファンを獲得したセンセーショナルな作品となっています。

第9位:竜二

金子正次の体験談をもとにした脚本を川島透が監督し映画化した作品です。金子正次は今作において主演を演じ大きな話題を呼びますが、公開直後にガンによってこの世を去ってしまいます。

妻子とともに暮らすためにヤクザをやめ堅気となった花城竜二の新しい人生における葛藤を描いた悲哀な映画となっています。

第8位:アウトレイジ ビヨンド

映画「アウトレイジ」の続編として製作された今作品は1作目である「アウトレイジ」をさらに凌ぐ人気となった作品です。「全員悪人」といったキャッチコピーはとても有名になりました。

前作から5年の月日がたった日本が舞台となり、大友が生還したことで新たに抗争に火蓋が切って落とされます。新たに西田敏行、松重豊、高橋克典などの豪華出演陣を迎え、さらに血みどろな戦いが繰り広げられます。

第7位:仁義なき戦い 代理戦争

仁義なき戦いのシリーズ第3弾となった今作品は昭和35年の広島が舞台となっています。

村岡組の幹部が暗殺さてたことで跡目争いが勃発し、やがて広い範囲の暴力団も巻き込みながらの大きな代理戦争が巻き起こっていく物語となっています。

第6位:仁義なき戦い 広島死闘編

仁義なき戦いの第2弾となる作品です。ヤクザ同士の激しい抗争の中に恋愛や青春といった要素が組み込まれたことでも人気となったヤクザ映画です。

広島において激化した村岡組と大友連合会の二代暴力団の激しい抗争が描かれている作品となっています。

第5位:悪名

ヤクザ映画の原点とも呼ばれている田中徳三監督の映画です。今東光の小説が原作となっています。

型破りのヤクザとその子分が日本各地を放浪し、その先々で理不尽な権力を相手に様々な騒動を起こしていきます。主人公の朝吉(勝新太郎)と子分の貞(田宮二郎)は名コンビとしても大きな人気を得ることとなりました。

第4位:仁義なき戦い

実録ヤクザ映画の原点でもあり、日本ヤクザ映画界においては金字塔となっている作品です。

戦争帰りの広能昌三(菅原文太)は暴漢を射殺してしまったことから、ヤクザ同士の抗争に関与していくこととなります。そんな戦後のヤクザの抗争に巻き込まれた若者の人生を描いた作品となっています。

第3位:その男、凶暴につき

お笑い芸人であるビートたけしが映画監督北野武として主演を務めながら初めて撮った作品となっています。

アウトローな刑事である我妻諒介が麻薬や殺しを行なっている暴力団と対立し戦っていく姿を描いた作品であり、その凄まじいバイオレンスさが大きな話題を呼んだ作品です。

この作品で北野武はヨコハマ映画祭で監督賞を受賞するなど、映画監督としての頭角を表していくこととなりました。

第2位:アウトレイジ

ワーナー・ブラザース映画でも配給され北野武が監督を務めた人気のヤクザ映画です。

上部組織の命令を受け大友(北野武)率いる大友組は麻薬に手をかけている村瀬組を解散させます。そんな中再び麻薬に手をかけた村瀬を射殺した大友。そのことがきっかけとなり大友は上部組織から破門を言い渡されてしまいます。

破門された大友は上部組織と抗争関係となってしまい、次々に仲間たちが殺されていき、大友自身も刑務所へ逃亡することとなってしまいます。

衝撃的なバイオレンスシーンが大きな話題を呼んだ映画として有名な映画となっています。

第1位:孤狼の血

柚月裕子の小説「孤狼の血」を原作としたヤクザ映画あり、役所広司が主演を務めた人気の作品です。そのほかにも松坂桃李や江口洋介など豪華な出演陣も話題となりました。

手段を選ばない異端の刑事である大上(役所広司)と新米刑事の日岡(松坂桃李)が金融会社社員の失踪事件を担当することから物語は始まります。そこから警察と暴力団との激しい抗争が描かれるバイオレンス映画です。

昭和初期の広島を舞台に警察とヤクザの駆け引きがハラハラなストーリーを展開させていく作品となっています。